Kanchan(@kanchanblog)です。
サイドFIRE生活をしています。
みなさん、仕事を辞めたいと思ったことがありますか。
完全な仕事というものはないので、好きな仕事、楽しい仕事にも嫌な部分、嫌な人間関係などは付いて回ります。
でも、今すぐ辞めましょう!と言われても、すぐに辞められる人は少ないでしょう。
仕事に対する考え方は人それぞれですが、あまりに嫌なことが多い仕事を続けるのは時間が勿体ないと思います。
自分自身の人生を大切にするために嫌な職場は辞める決断をするべき時に乗り越えなくてはならない不安があります。
私も何度か乗り越えた、この退職前の不安についてまとめてみました。
今の職場を辞めたいと思っている人
退職したいが踏ん切りが付かない人
新しいことに挑戦したい人
退職前の不安3選
社会に必要とされなくなる気がする
今の日本では職場での肩書きが自分のアイデンティティを作っているところがあります。
○○病院××科の(名前)
■■社△△部の(名前)
それが失われることによるアイデンティティの崩壊は想像すると、恐ろしいものがあります。
「今の君では他所では通用しないと思うよ」
こう言って不安を煽ることで経験の浅い社員を引き留めようとする上司も沢山います。
肩書きの無い、誰からも見向きもされない只の人になってしまう不安から嫌なことを考えないようにしながら、仕事をしていた時期が私にもありました。
対策
- 転職活動
- 副業
人的資本と言われるように、あなた自身の価値は「肩書き」に劣るほど低くありません。
自分の働ける職場は他にいくらでもあります。
「他所では通用しない」と言うような所では、「どこでも通用するように育てられていません」と白状したようなもの。
自分の成長のためにも他所へ行って経験を積む方が良いと言えます。
他で通用するか不安だったら転職活動を試しにしてみて下さい。
転職にはリスクが伴いますが、転職活動はノーリスクハイリターンです。
自分の市場価値、給料の相場を知ることは一箇所に固執しなくていい勇気を与えてくれます。
市場価値以上の給料を今もらっているということが分かったなら、感謝、納得出来る要素が加わるわけですからそれも収穫です。
また、副業をして会社の外でも稼げたという実績を作ることも、自信につながります。
自分で稼いだ1万円には給料100万円とはまた別の価値があります。
気の進まない仕事でモチベーション低く続けている仕事から得られるものは大きくありません。
こんな不安は乗り越えて人生を無駄にしないようにしましょう。
仕事上の代わりが居ないから辞められない
退職の相談をしようものなら、「辞められたら困る」と引き留められることが多いと思います。
「下が育ってから辞めるべきだ」
「育ててやった義理を果たせ」
他に代わりがいないと言うのも慰留のための常套句です。
友人も職場に居たり、人間関係を大事にする人ほどこの言葉で退職を躊躇ってしまいます。
対策
- 論破
- 自分を大事に
- 家族を大事に
職場にとって「代わりがいない」というのは方便です。
あなたが居なくなったら、あなたが居ないなりのやり方で回るようになる。それが職場というものです。
本当に代わりがいないというのなら、昇給交渉をしてみましょう。
職場が本当に価値があると思うものにはお金を払ってくれるはずです。
「代わりになる人を育てよ」というのは個人ではなく組織で為すべき仕事です。あなたの進退とは切り分けて考えるべきです。
「育ててやった義理を果たす」というのも一人前になっている時点で果たしているので気にする必要なし。
大学医局には「お礼奉公」なる専門医取得後や学位取得後に何年か悪条件で働くという「慣例」が不文律としてある所もありますが、一人前になっている時点で務めは果たしていると思います。
職場にとってあなたの代わりはいくらでも居る。家族にとってあなたの代わりになる者は居ない。
この言葉を胸に、身体を壊すまで頑張り過ぎないようにしましょう。
お金の心配に耐えられない
これは言うまでもない所ですね。
退職して収入が途絶えたら、貯金を切り崩して生活する不安に襲われます。
対策
- 制度を知る
- 生活防衛資金を貯める
自己都合の退職でも失業給付を3ヶ月間受け取れる(要申請)ということは知識として知っておくべきです。
すぐにゼロになるわけではないという事実は安心材料になります。
住民税や健康保険については、所得減が見込まれる場合、届出をすることで減免になる場合があり、調べて役所に相談することができます。
制度について知っていることは武器になると言えます。逆に言えば知らないで放っておくと取られっぱなしになります。
お金を搾取されない金融リテラシーをいつでも高めておきたいものです。
そして何より生活防衛資金を貯めておくことが最大の安心材料になります。
貯金額の多寡より、生活費何ヶ月分の蓄えがあるかという観点で見た「生活防衛資金」が大切です。
住民税納付を自分でしている方は、翌年納税額分も別途用意してある方がいいです。
何もせずとも半年、一年お金が保つということは、考える余裕を作り、目先の金を求めた短絡的な職業選択をして失敗するリスクを減らすことが出来ます。
お金の心配を抱えていると、IQが下がるという研究結果もあるくらい重要なことです。(MIND OVER MONEYお金に支配されない13の真実;クラウディア・ハモンド)
買い物をする場面で「何日分の労働時間と引き換えに手に入れる価値があるものか?」という尺度で価格を測れるようになっておくと、無駄遣いを減らしてお金が貯まりやすくなります。
まとめ
社会に必要とされなくなる気がする
対策
- 転職活動
- 副業
仕事上の代わりが居ないから辞められない
対策
- 論破
- 自分と家族を大事にすると決める
お金の心配に耐えられない
対策
- 制度を知る
- 生活防衛資金を貯める
仕事について考えることは、人生について考えることだと思います。
不本意な仕事を続けることは、人生を無駄にすることに繋がりかねません。
生活に必要な仕事と人生を豊かにする趣味を分けて割り切って働くということも否定はしませんが、どうせ働くなら満足のいく仕事にした方が良いと思います。
不安と向き合うということは、実際に起こったら最悪どうなるのか明確にして、そうならないように対策を立てることです。
私自身は何度も退職・転職を経験していますが、一度も辞めたことを後悔したことはありません。
後悔しない選択をするために、参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。