Kanchan(@kanchanblog)です。
仕事でもプライベートでも他人と関わると、そっけない態度をされたり、メールやメッセージに返信・既読が付かないことは珍しくないと思います。
メンタル強者は気にせず絡んでいって特に困らないかもしれません。
内向型で気にしやすいタイプの人は、そういったことが少しあると、
「嫌われたのだろうか」
「何か悪いことしたかな?」
「無視で誤魔化そうとしてるのかムカつく」
と言った具合に悪い方向に想像を働かせて、ネガティブな感情を増幅させたり、
目の前の作業に集中出来なくなってしまったりすることでしょう。
私も気にしやすいタイプなので、悩まされてきました。
メールに対して返事がない時に、「答えにくい事を送ってしまっただろうか」「面倒な奴と思われていないだろうか」と思って悶々としたり。
電話や対面で会って話してみると、全然不自然な様子もなく、いつも通りの関係で、メールはただ見てなかっただけ。
そんな感じの些細なネガティブ感情、予期不安は、生存に必要だった人間の本能のようなものなのだと知って、扱いやすくなってきました。
人は群れる動物です。
他人から嫌われて群れから追い出されると、生き残れる確率は極めて低くなります。
そういう時代に人間関係の悪化の兆しをいち早く察知して、関係を続ける能力を習得した個体が生き残って、現代の人間になっているという訳です。
ですが、いろいろなコミュニティに自由に出入り出来て、特定の人と付き合わないと生き残れない訳でもない現代で、この「気にしすぎる」能力は生きづらさのデメリットが大きくなっています。
気にしないと思うと、ますます気になってしまうもの。
提案としては、そっけない態度だったり、返事がなかったり、既読がつかなかったり、そういう些細な言動に直面したら可能性を見積もることです。
嫌われている可能性
相手に余裕がない可能性
システムの問題(伝わっていない、届いていない)の可能性
可能性を挙げすぎても把握しきれなくなるので、3つくらいで良いでしょう。
本命の可能性、対抗馬の可能性、大穴の可能性みたいな。
そうやって考えた可能性が確定したら、どう対応するかも考えておくと、気持ちに余裕が生まれます。
関係が悪くなっていそうなら、本人に聞いてみてしまうと言うのも解決策になります。
怒っているのであれば改善点を聞くことが出来ますし、理解できない・合わない・付き合えないことが分かれば、無理してまで関係を続ける必要もありません。
関係が悪くなっていることが露呈するのを先延ばししていても、良いことはありませんからね。
他人に嫌われても大丈夫と思える自信(他の人と付き合えばいいし)、状況(最高の友人・恋人・家族がいるし)を持てると、結局のところ一番強いのだと思います。