Kanchan(@kanchanblog)です。
人間は現状維持を選ぶように出来ています。
現状から離れずにいることが生存戦略的に有利であった時代の名残りなのでしょう。
変化の激しい現代では、そこら中に「沈みかけた船」があります。
現状維持していると、周りの人と共に船もろとも沈んでしまいます。
一人で沈むかもしれない道より、みんなで確実に沈む現状維持の道の方が心地良かったりするのが現状維持バイアスの恐ろしさです。
この現状維持を選ぶ性質を乗り越えて、人生を変えるのは生半可なものではありません。
お金が無い人に聞いたら「お金が欲しい」と言うでしょうが、恐ろしいことにコンフォートゾーンは「お金が無いこと」になっています。
まとまったお金があると気持ち悪くて「パーっと使って」しまったりして、お金を持っていると知られると脅されかねない周囲の人から身を守ったり、「汚いお金」を遠ざけることで安心したり、貧乏たらしめているコンフォートゾーンに縛られています。
長年かけて出来上がってしまったコンフォートゾーンは、そう簡単に出て行けるものではありません。
意思の力でコンフォートゾーンを一回出ることくらいは出来るかもしれません。
普段は行かないような集まりに参加してみたり。
普段関わりの無い人達のコミュニティに参加してみたり。
でも、大抵の場合長続きはしません。
「コミュニティに参加」して変わった気になっている自分に満足してしまって、その先の行動を習慣化するところまでは行きません。
どうすれば人生を変えることが出来るか。
スピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、コンフォートゾーンを変えるところに重点を置いてみるのは有効です。
なりたい人物を具体的にイメージして、そこに近い人と知り合うこと。
その人になり切ること。
偏差値の高い大学に行きたかったら、東大生として匿名掲示板で高校生達の相談にのってみる。
お金持ちになりたかったら、お金持ちの友人を作って考え方を真似てみる。
コンフォートゾーンが先に目指すところに移してしまえれば、「未だそうなっていない自分」が気持ち悪くなって、自然に目指すところに向かっていく。
マインドを変えることは、強力な力になりますから。
ブログやSNSで「目指す人になってしまった体で」情報発信することも、マインドチェンジの第一歩としては有効かもしれませんね。