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源泉徴収取られ過ぎを修正する医師スポットバイトの使い方

Kanchan(@kanchanblog)です。

11月が終わろうとしています。

11月分の給料は12月に振り込まれることが殆どなので、今月の労働をもって今年の年収が確定する方が多いと思います。

非常勤を中心に生計を立てていると、源泉徴収が多すぎる問題に直面します。

源泉徴収税額は国の定める料率で一律に決められていて、本来納めるべき所得税額との間に乖離があることが殆どだからです。

給与所得の源泉徴収税額表(令和4年度)

平均的な定期バイトで週1回日給8-10万×4週で32-40万円ですが、

源泉徴収額は59800(32万円)-89800円(40万円)です。

これは18.7%~22.5%で、年収2000万~2500万円の所得税率です(住民税は別)

週2日の定期バイトにすると、給与が増えるので源泉徴収税額も一気に上がり、

月給70万円なら源泉徴収額238200円(34%)

月給80万円なら源泉徴収額284304円(35.5%)となってしまいます。

翌年の確定申告での還付を待てるのであれば、それでも良いでしょう。

しかし、利息も付かない将来の現金よりも現在の現金には価値があります。

まとまった金額になってくると投資用不動産を1件買えてしまう程です。

そういうわけで、手頃なスポットバイトを利用して源泉徴収を抑える方法を考えてみました。

参考にしてみて下さい。

源泉徴収税額表(簡易)

月給源泉徴収額源泉徴収税率
4500013780.031
5000015310.031
8000024500.031
9000032000.036
10000036000.036
11000039000.035
12000043000.036
15000087000.058
180000139000.077
200000209000.105
250000364000.146
300000537000.179
360000731000.203
400000898000.225
4500001187000.264
5000001468000.294
5200001565000.301
5400001669000.309
6000001963000.327
6500002190000.337
7000002382000.340
7200002490000.346
8000002843040.355
9000003251440.361
10000003659840.366
12000004476640.373
15000005701840.380
17000006519000.383
20000007897350.395

月給20万円から50万円に向かって源泉徴収税率は約10%→約30%と跳ね上がり、それ以降は30%台で緩やかに上がっていることが分かります。

次に、本当に納めるべき所得税額を月収別にみてます。

【早見表付】年収200万円~1億円の手取り|計算式と簡易計算方法も解説(むさしコーポレーション)を参考にしています。

年収月収所得税住民税所得税率
6005018310.030
6105119310.031
6205220320.032
6305322330.035
6405323330.036
6505424340.037
6605526350.039
6705627350.040
6805729360.043
6905830370.043
7005832380.046
7105933380.046
7206035390.049
7306136400.049
7406238410.051
7506339410.052
7606341420.054
7706442430.055
7806544440.056
7906645450.057
8006747450.059
8106849460.060
8206850470.061
8306952480.063
8407054490.064
8507156500.066
8607257510.066
8707359520.068
8807361530.069
8907463530.071
9007565540.072
9107667550.074
9207769560.075
9307871570.076
9407873580.078
9507975590.079
9608076600.079
9708178610.080
9808278620.080
9908380630.081
10008382640.082
10508893690.089
110092104730.095
115096115780.100
1200100118830.098
1250104134880.107
1300108149920.115
1350113165970.122
14001171811020.129
14501211961070.135
15001252121110.141
15501292281160.147
16001332431210.152
16501382591250.157
17001422751300.162
17501462911350.166
18001503081400.171
18501543241450.175
19001583411500.179
19501633571550.183
20001673741600.187
21001753991700.190
22001834391800.200
23001924791900.208
24002005192000.216
25002085592100.224

月収100万円までは所得税率10%で良いのですからその差は歴然としています。

1カ所から月給100万円もらっているとすると、源泉徴収は36.6%で、実に26%(26万円)払いすぎという状況です。

週1、月給32万円のバイト5カ所で月給170万円であれば、年収2040万円、所得税約19%で帳尻が合いますが、それ以外では乖離が起こります。

月給40万円以上のバイト、週2の定期バイト、週4以下の労働にしたい人など上記パターンから少しでも外れると源泉徴収され過ぎ状態に陥るように出来ているようです。

この源泉徴収税率を下げる最も簡単な方法はスポットバイトを入れることです。

月給20万円以下、10%以下の税率の収入を「トッピング」することで、少しずつ下がっていきます。

募集がないことには机上の空論ですが、1回10万円(3.6%)のスポットバイトは出てくる頻度もそれなりにあり、狙い目です。

私の例で見ると、

週1日×3か所、月給112万円、徴収額236000円、21%(本来12%)の状態に、

10万円スポットバイトを3回加えることで、

月給142万円、徴収額246800円、17.4%(本来16.2%)と「真の所得税」に近づけることに成功しました。

考え方は下記のようなイメージです。

やり過ぎると、確定申告で追加納付を迫られるので要注意ですが、一年を通してやり続けられる方も多くはないと思います。

まあ、確定申告すれば翌年戻ってくるので国に貯金を預けていると思って気にならない方は放っておいても良いでしょう。

手元現金不足のために長期投資を取り崩すことを回避したい時やたまには豊かさを実感したい月には試してみると良いと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ABOUT ME
kanchan
40歳。妻と娘2人。 民間病院研修医→大学脳神経外科→民間消化器内科→フリーランス。内科・在宅・内視鏡。 2021~金融資産5000万でサイドFIREへ ポートフォリオ公開中|株式|債権|貴金属|REIT|BTC 不動産投資|ラーメン|海釣り|タチウオ・マダイ・アジ・アカムツ・ヒラメ・アマダイ|Minecraft|#リべ大🐯 #Dラボ 医師でも消耗しない生き方について発信中

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