Kanchan(@kanchanblog)です。
簿記検定2級を受験してきました。
ネット試験の簿記2級は40%程度の合格率(参考:商工会議所の検定試験)ということで、「そこまでではないけれど油断すると落ちる」位の難易度です。
参考書を中古で2冊、問題集を1冊買って、独学での挑戦でした。
合計2700円の投資です。
基本的な簿記の素養に自信がなければ、独学で挑もうとは思わなかったでしょう。
簿記3級を通信講座のクレアールで学習し、余裕で合格出来る位実力を付けられていたので試してみることにしました。
3級の口座を受講する時に不覚にも「おとり効果」に迷ってしまいました。
3級パック:10064円
2級パック:36040円
2+3級パック:39440円
いずれ2級も受けたくなるかな・・・?と、2+3級パックに一瞬なびいてしまったわけです。
おとり効果に気付いて、とりあえずまずは3級と決めることが出来ましたが、
今回2級を単独で申し込むことになると、7400円余計に支払うことになる訳です。
選択肢には感情が付きまといます。
たられば、はどんなものにもあるものですね。
簿記2級合格したことのある友人から、「3級受かっていれば2級は寧ろ簡単だった」と聞いたことも挑戦してみようと思うきっかけでした。
思い立ったが吉日。
2か月後に試験を予約して抑えてしまいました。
これで合格しようが落ちようが受けるしかありません。
受けるからには、合格したい!
勉強のモチベーションが刺激され、漠然とやってみようかなぁと思っている状態から背中を押されて一歩前に進みます。
購入した書籍は以下の3点です。
勉強の方法は、何の工夫もありません。
最初からゴリゴリと読んでいくだけでした。
工業簿記という初めて触れる考え方に慣れるのに時間がかかりました。
商業簿記に比べると難易度は易しく得点源になる問題らしいですが、私はそこまで簡単に解ける状態になりませんでした。
テキスト2冊を読むのに1カ月かかりましたが、
教科書を読んでも頭には簡単に入りません。
ですが、「なんか書いてあった気がする」程度の引っ掛かりが頭の中に出来れば良しとします。
通読したら、あとは問題集を解きまくります。
最初は信じられないほど低い得点になり、絶望します。
悔しさをバネに復讐、いえ、復習していくうちに頭に定着してきます。
悔しいという感情は覚えを良くしてくれる様です。
このTAC出版の問題集には12回分の模擬試験が入っているので、問題を解く反射神経が培われるまで2周、3周と繰り返し解いていきます。
時間もかかるので、苦手意識のある回を多めにしたり、問題を選んだり工夫のしようはありますが。
後半の方は難易度高めで不合格ラインになってしまいますが、繰り返して解けるようになると他の模試など簡単に思えるくらい力が付いています。
本番はプールされた問題からランダムに割り当てられるので、問題との相性があります。
人事を尽くして天命を待つ。
最後の運はどうにも出来ないので、運悪く不合格になっても後悔しない程度には頑張って勉強しておけば良いでしょう。
結果・・・
合格しました!
93点で、模試でも取ったことない高得点でした。
運も良かったようです。
3級をやってみて、簿記にハマりそうな方は2級独学を試してみる価値はあると思います。
参考になれば幸いです。