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【SHIPイベント】恋愛会議で思ったこと【哲学対話】

SHIPのオープンイベント、「恋愛会議」に参加してきたので感想とまとめを書きました。

哲学対話というものに初めて触れて、参加して、普段から内省してしまう自分としては、処理しきれないような沢山の問いと答えと言葉に若干パニックになりました。

哲学対話について

哲学対話の説明はこちらにありますが、

まず体験談や一次情報をなるべく出すようにして、場に問いかける。

拾った人が話をして、問いで終わる。

答えになっていても、なっていなくても良い。

批判や解釈はしない。

答えの方向性を決めるでもない。議論でもない。まとめをするでもない。

そんな感じで進めていく話の場でした。

話の流れを変えないように、とか、答えられる問いが来たかどうか、とか、そういう場ではないはずなんだが、いつもの癖(これは悪い癖だろう)で考えすぎてしまって話せなかったな。と思いました。

読書感想にしない形で(著者への質問になってしまうから)って制約が入ったのも、準備した答えの一つを潰されたようになりました。

まず、話題提供された問い

  1. 「好き」と「愛する」と「恋してる」の違いは?
  2. 不倫、複数恋愛についてどうなのか?
  3. 恋愛は依存症なのか?
  4. 性欲とは?
  5. 性別とは何か?

そして、この他に話の中で気になった問い

  • 正しいセックスをしろということとは?
  • モテたいと思うか?
  • 恋愛脳になることがあるか?

会議中に答えというものは出ません。

もっともらしい答えが出ても、それは一つの意見であり、正解ではないのです。

何を正解と思ってもいい。

各々感じた疑問、思った答えを持ち帰って哲学を深めるという場です。

心理療法としての効果もあるというのだから凄いものです。

批判されたり、上から目線で指導されたりするんじゃないかって思うと、正しいことでも素直に受け入れられないのが人間。

内側から沸き上がった考えにこそ、動かされ、変化しうるんじゃないかと思います。

対話の場には出せなかった、自分なりの回答も書いておきたいと思います。

問いと回答例

正しいセックスをしろということとは?

生殖行動という意味では生涯で数回すれば種は保存される。

無駄なセックス、無駄打ちがあまりに多い。

経済活動であったり、社会的にも歴史的にも意味のあることではあるけれども。

性癖や性欲やコンプレックスを押しつけて他人を傷つける恋愛、セックスをする人がどうしてこうも多いのか?

権力や見栄の象徴としてのセックス。モテる自慢、経験人数自慢。

いずれも正しいセックスとは言えない行動であり、欲求だ。

大人になっても、自尊心が上手く満たされなかった、「心の穴」が性という人間の根源的な欲求を刺激してそうなってしまうんじゃないかと思う。

モテたいと思うか?

漠然と多数の異性から好かれたいと思うのは、性に目覚めてから、恋愛を経験して付き合うようになるまでの無知ゆえの幻想だと思う。

特定のパートナーが出来てからは、その他からのアプローチは面倒以外の何物でもない。

好きな人からモテたい。モテ続けたい。それだけ。

手に入れたものを「当たり前」と思った時、そのものを失い始める。という意識は恋愛を長続きさせるコツだと思う。

他人からモテたいという欲求は嫁と付き合い始めた時、無くなった。

恋愛、結婚を通じて起きた自分の変化は、モテなくて臆病で欠陥人間だと思っていて自己肯定感が低かったのが、臆病で欠陥人間だけど自己肯定感が出来たということだけ。

前は恋愛で成功したら勇敢で気が利いてモテる人間になれると思っていたが、間違っていた。

不倫、複数恋愛についてどうなのか?

文化の違いだから本質的な善悪はないが、日本の法律では、不倫はペナルティを受ける。

自分と相手の価値観、倫理観が同じであれば、良いと思う。

浮気、不倫をしない・認めない同士か、する同士ならフェアということ。

恋愛は依存症なのか?

答えが出ていたが、意思と反していても恋愛せずにいられなくなったり、日常生活に支障を来すようになったら依存症といえる。

性別とは何か?

多様性を生み出す為に進化した生殖形態。以上。

「好き」と「愛する」と「恋してる」の違いは?

好きは誰に対しても持ち得る感情。

その感情がある閾値を超えてドキドキするようになったら、恋。

ドキドキしなくなって、安心するようになったら、愛。

言葉の違いは思考の違い、生き方の違い。だから、個人差が大きい。

僕は嫁と付き合っていて、「好き」と1日1回位伝えるようにしてたが、「愛してる」と言いたくなった時、愛し始めたんじゃないかと思う。

感想

課題本を読んだ時から思ったことだが、成長マインドセットを手に入れるにはどうしたらいいか、という話だったと思う。

自分の才能、能力が伸びると思っているのかどうか。それ故、挑戦出来るかどうか。

失敗を恐れずに前に進めるかどうか。

自分の変化を受け入れる姿勢で対話できるかどうか。

=「器の大きさ問題」にも通じる。

言葉を遮らない、否定しない、解釈しない。解決することが目的じゃない。そういうコミュニケーションの形。

聴衆として参加するという選択もあったが、対話の中に入って、問いについて言語化しようとして聞いていたことに大きな意味があったと思う。

人間話すことから快感を得るものなので、もっと話したかったという感情は持ちつつも、聞いて、言語化しようとして深まった哲学もあったと思う。

そして、帰ってから一人哲学対話も良いと思った。

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kanchan
39歳。妻と娘2人。 民間病院研修医→大学脳神経外科→民間消化器内科→フリーランス。内科・在宅・内視鏡。 2021~金融資産5000万でサイドFIREへ ポートフォリオ公開中|株式|債権|貴金属|REIT|BTC 不動産投資|ラーメン|海釣り|タチウオ・マダイ・アジ・アカムツ・ヒラメ・アマダイ|Minecraft|🐹|#SHIP #リべ大🐼 #Dラボ 医師でも消耗しない生き方について発信中

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