Kanchan(@kanchanblog)です。
投資で大切なのは、「続けられること」だと思っています。
学生時代から株式投資に手を出してきて、失敗を繰り返しながら学んできたので、今続けられています。
地味ながら投資遍歴を振り返ってみたいと思います。
学生時代 20歳〜
最初の投資は酷いもので、個別株を雰囲気で売買して損を出しました。
上昇率ランキング、下落率ランキング上位の変化の激しい銘柄を逆張りして、更に下げて損切りとか。
たまには上手くいっても利益確定は焦って早めになり、含み損は反転上昇に期待して待って大損食らうといった、心理的な罠に悉くやられました。
個別株の値動きは業績・先行き見通しが織り込まれているかどうかで同じ良いニュースが出ても、サプライズ上昇するか、材料出尽くしで下落するか、正反対の反応をすることがあります。
業績の上下のような「さざ波」が問題にならないような、市況全体の「大波」によって方向性が決定付けられたりすることもあります。
そういう市場の原理を全く分かっていなかったので、どうして良いニュースで下がっているんだ?とパニックになりました🤯
「ジェイコム男」とか、デイトレが一瞬流行った時期でしたが、投資で食っていく才能はないんだと諦めて、一旦辞めました。
50万円の貯金を35万円位に減らして終わったような感じでした。
一晩持ち越す、週末持ち越すのが「退屈できない」ような投資だったので、間違いだったのでしょう。
投資の何たるかをわかっていませんでした。
社会人前期 25歳〜
その後社会人になって貯金を増やしてから、再戦したのも個別株でした。😗
相場から離れていた数年ぶりに最初売買した銘柄を見てみたら、見る影もないゴミ株になっていました。
その他に同時にチェックしていた東証1部上場の有名企業を見てみると、上昇しているもの、変化が少ないものが多かったので、今度は東証1部の株式を買うこと、資金の一部だけ使うことに決めて買いました。
保持力は上がっていたので数ヶ月間保有して、上昇した銘柄もありました。
1.5倍に上がったところで利益確定をして喜んでいましたが、その後更にその3倍まで上昇したのを見て、やっぱり才能ないなと思いました。😆
他に短期売買で負けたものもありトータルで20万円程度のプラスでした。
貯金500万円の頃でした。
総資産の50%で取引すれば、変動も半分に抑えられます。
判断力も多少はマシになる。
そんなことを学びましたが、やはり運の要素が大きすぎて、再現性がないと思いました。
学生時代の損失分を取り返してトントン。
配当と優待券の分プラスという感じでした。😂
社会人後期 35歳〜
転職をして、貯金が3000万円位に増えた頃、年単位で持ち続けられる長期投資にロボアドバイザーと金地金への投資を始めました。
この辺りがまともな長期投資を始められたのだと思います。
それでも、自分の投資判断力を反映させたい自我は消せず、一定額に決めて個別株を変わらずやっていました。
この「自我」との付き合い方も含めて、長期投資との付き合い方なのだと思います。
毛色の違う会社の組み合わせで、時期を分散させてちょっとずつ買い集めることで、個別株も安定感が出ました。
コロナショックを通過しても続けられたのは、株式単体で持つよりボラティリティを下げることができていたからでしょう。
平静でいられたわけではありません。
長期投資と決めてホールド、買い増ししたというより、変動激しい時に手を出すとどっちに転んでも後悔すると経験的に学んでいたからですね。
フリーズしていたら急回復して、資産拡大していったという感じでした😅
ホント、運が良かったと思います。
個別株は変動が大きい割にリターンが増えるわけでもなく、相場が頻繁に気になってしまう副作用が出ていたので、不合理な個別株投資は終了することにしました。
同じ理由で短期投資も終了。
手数料の高いインデックスファンド群であるロボアドバイザーも終了して、自分で選んだインデックスファンドを買うことにしました。
数十万円単位の損も結構出していますが、トータルプラスで手仕舞いに出来たのは不幸中の幸いと言えます。
資産はインデックスに振り分けて行きました。
長期投資の資産として見込みのある金地金は残しました。
ポートフォリオの配分だけを気にする今のスタイルに落ち着いてきました。
単なるインデックス投資の積立にしないところが「自我」の出ているところです。
自分に合ったスタイルを模索しながら売買を繰り返してきたので、売ることに対する免疫が付いてきたのは良かったと思います。
投資に正解はありませんが、自分の中の「正解」を見つけるコツは、「夜、安心して眠れる投資」になるか実際に身銭を切って試してみることです。
今は不動産投資用の現金の割合を増やしたこともあって、株式市場の「地震」で受ける影響は大分小さくなって来ました。
投資との付き合い方の参考になれば幸いです。