Kanchan(@kanchanblog)です。
釣りに行ってきました。
毎年11月に広い範囲でヒラメ釣りが解禁になります。
11月のヒラメ釣りは、まだそれほど寒くないのが利点です。
解禁直後は魚達もスレていないのが多くて、数も釣れやすくて楽しめます。
なので、いち早く釣りに行きたかったのですがバイトやら、大家の会やら予定を詰めてしまっていたので少し遅くなってしまいました。
釣り場が外房の海なので、波が高くなりやすいことも日が限定される要因です。
釣行日を決めるとき、Yahoo天気の波予測を使っています。
台風接近などがあると予報の変化が大きくなることがありますが、結構な精度でその日の海況を予測してくれます。
船酔いが心配なので、釣り場の波予測が1.5m以下の日を2,3日前に選んで決めています。
船酔いの外的要因は波の高さ、うねり、寒さ、天気、船の大きさ(揺れに関係)、設備(防寒、休息ポイント)。
内的要因は寝不足、体調、三半規管、慣れ、トラウマ、といったところ。
酷い船酔いの経験があると、港が近付いただけで船にも乗っていないのに気持ち悪くなったりすることもあります(経験済み)。
常勤医でいると、オンコールのない休日が少ないのでその日に無理して行って、船酔いだけして帰ってくるという悲惨な日もありました。😭
というわけで、今週末で天気、凪が一番良かった土曜日に釣行を決めました。水曜日のことです。
決めたら、船宿の予約をするのが大切です。
予約をすることで、「行けたら行こう」から「行かなきゃいけなくなった」に切り替わります。
釣りって楽しいのですが、まあ疲れるアクティビティなんですね。
早朝に出たり、前泊したり、酒を止めたり、買い出しに行ったり、2,3日前から準備が始まります。
釣れないリスク、寒さや酔いに苦しむリスクも負っています。
自分の中だけで「行けたら行こう」と思っていただけでは、飲み会に誘われたり、仕事で疲れることがあったりしたことがきっかけになって、決心は無かったことにされがちです。
特に前の釣行から期間が空いて久しぶりになればなるほど腰は重くなっていくというのは釣り人あるあるなのではないでしょうか。
だからこそ釣れた時の喜び、釣魚を家族で楽しむ喜びが大きくなるのですけどね。
今回は前泊でした。
仕事を終えて夕食を済ませたら、前日までに用意していた荷物を持って出発。この時ほどマイカーの有り難みを実感するときはありません。
22時頃到着。
夜釣りをしている人達が結構いました。
釣り座を決める札を見てみると、予約者名が貼り出されていて予約で満席近いことが分かりました。
そして、釣り座は両側の艫から3席、左ミヨシが埋まっていました。
揺れが大きい席なので心配しつつも、釣り座を広く使えて快適に釣れる右のミヨシを確保しました。
そして駐車場の片隅に車を駐めて、車中泊セットを用意します。
前泊ではワクワクするのと、駐車場での話し声、港の物音があって睡眠は浅くなりがちです。
それでも1時〜2時頃起きて、夜通し運転するよりは楽だし、良い釣り座が取れる可能性が上がるので、最近は専ら前泊にしています。
3時過ぎに起きて、軽食を摂り、4時に開店、受付を済ませて、最高のテンションで乗船。
ミヨシに座れましたが狭い釣り座でした。
ロッドキーパーがないと、竿の置き場に困るほど。
1号船は小さい船のようです。
波の予報を最終確認してみると、3時は凪1m以下、9時から15時ににかけて北風が吹いて波が高くなり1.5m〜2mうねりを伴う、と後半しんどくなりそうだという予報に変わっていました。
2mになりそうな日と分かっていたら乗らないのですが、ここまで来たら覚悟するしかありません。
釣り座の準備を済ませて5時半頃出船しました。
釣り場の鹿島沖到着は6時頃。
ヒラメ釣りの作戦は朝間詰めの一流し目で勝負を決めること。
出し惜しみはなし。最高の動画の組み合わせて何としても一杯釣り上げることです。
PE2号のライトタックルで、捨て糸5号50cmにキラキラ錘80号、ハリス6号60cm、親バリマルセイゴ16号孫針アンカーフックの標準的な仕掛けを使いました。
一投目から当たりが来ましたが、1年ぶりで本当たりの感覚が掴めていなかった為に、合わせたらすっぽ抜けて歯型で少し傷付いたイワシが上がってきました。
この悔しさがヒラメ釣り。
食い気ある魚がいることが分かったので、即座に餌を付け替えて二投目を投入。
今度は食い込ませに成功して、一枚目の型をみました。45cmサイズ。
その後も急いで三投目。
またも当たりがありました。
しっかり待って針掛かりさせて、巻き上げる途中に外れてしまいました。
胴体を真っ二つにされたイワシ君が上がってきました。。。
「今日は絶好調の日かも」と思ってしまいますが、これが油断の原因になります。
どれが最後の当たりになるか分からないのがヒラメ釣りです。
このあたりで「今日は当たってくるけど、食いが浅い日なのかもしれないな。」なんて思い始めました。
竿はリーオマスター真鯛SSの3mで、食い込ませるには向いているハズなので、当たったら糸を出し気味にしてたわませるようにしました。
でも、反対側と盛大にオマツリして控えるようにしました。
水中ライト(小、ブルー)を付けて誘うようにしてみたり、錘の種類を変えたり、誘いを入れたりしてはみたものの、効果は実感できませんでした。
風と波が強くなり出してからは、当たりは分からなくなりました。
昼の納竿の時間まで波風は強くなる一方で、底を確認するので精一杯という感じに。
更に強くなると立っているのも一苦労で、釣りどころではない感じになってきました。
釣り座に置いていたタックルバックが足元に落っこちたりするほど揺れが激しくなってきて、若干船酔いに襲われました。
海水を浴びるようにかけられ、疲労もたまってきて、釣れる時合いでもなくなって、最後1時間は早く帰りたい気持ちで一杯でした。
結局は朝一で釣った一枚のみ。
最初の当たりをモノに出来ていれば、、、という後悔の残る釣りとなりました。
ヒラメ釣りは一投一投、全身全霊をかけて悔いの残らないようにしないといけない釣りです。
一年ぶりに来てみて痛感しました。
船全体では2隻合わせて0~9枚、ボウズ1名ということ。
竿頭になれるのはヒラメ釣りの厳しさを知った上で引き出しを沢山持った人なのだろうなと思いました。
長岡丸では、起き上がり後にお土産が渡され、今回は粒の大きいシラスの釜揚げでした。これも絶品です。
魚の処理が楽で良かったぜと負け惜しみを独り言ちつつ、帰路についたのでした。おしまい。