Kanchan(@kanchanblog)です。
サイドFIRE生活をしている医師です。
突然ですが皆さんはどんな「お金に関する価値観」を持っていますか?
お金についての思い込み、とも言い換えることが出来ます。
金融教育が未発達な日本では、お金について教わるのは専ら両親や教師といった周囲の大人からということになります。
教わるという認識もなく、ただ何となくそういうものなのかと受け入れて、同じお金についての価値観を持ってしまっていることも少なくありません。
この「お金に関する価値観」のことをマネースクリプトと言います。
マネースクリプトが偏っていると、お金が貯まらない呪いにでもかかったかのような行動を取ってしまい、本当に貧しくなれます。
サイドFIRE医に至った私が、子供時代から両親に教わったお金についての考え方を振り返っていきたいと思います。
いざという時のためにお金は全て使わずに貯金しなさい
母と、父の給料と生活費について話をしていて、「何でもっといい暮らしが出来るのにしないの?」と聞いて返ってきた言葉です。
貯金か投資かはさておき、収入の一部は取っておいて全て使わずに生活するということの大切さは子供の頃から教わっていました。
「バビロン大富豪7つの教え」にもあるお金持ちになるために必須の考え方だとは知りもしませんでした。
この価値観を得てからゲームや漫画などの欲しいものを買うために使いつつも、お小遣い帳をきっちりと付けて必ず貯金が出来るように訓練が始まっていました。
少額でも一定割合を貯金する習慣が出来ると、就職して収入が増えた時に貯金できる金額がどんどん増えていくことになります。
私は資産の大半は貯金から作っています。
貯金は習慣です。
収入の一部を無かったことにして生活する「先取り貯金」の効果が大きいことは知られていますが、収支を記録するだけでも無駄遣いに意識が行くようになり「貯金体質」に段々と変わっていきます。
手間のかからないマネーフォワードMEなどの家計管理アプリがお勧めです。
大きく稼いでいる人は、人と違ったことをしている
父との何気ない会話で聞いて、印象に残っている言葉です。
父は大手企業のサラリーマンでしたが、投資・貯金で蓄財して50代で早期リタイアしています。
聞いた当時は漠然とした話でピンと来てはいませんでした。
相場格言「人の行く裏に道あり花の山」に通ずるところもあり、投資でも役に立っています。
知っている人が誰も行っていない道に向かうことをポジティブに考えられるようになったことは良かったなと思っています。
今思えば、退局することが稀な医局を辞めることも、「常勤が常識」という環境から飛び出ることも抵抗がなかったのは根底のこの考えがあったからです。
人と同じことをすることを是とする学校教育、社会人教育の流れの中で無意識に植え付けられる先入観を取り外すのは実は簡単ではないのかもしれません。
マネースクリプト診断
マネースクリプトには、金銭忌避、金銭崇拝、金銭地位、金銭警戒の分類があります。
金銭忌避:お金は汚いもの、金稼ぎは悪いこと、お金持ちは悪いことをしている、のようにお金に対してネガティブなイメージを持つ傾向。
金銭崇拝:お金が全て、金さえあれば幸せになれる、稼ぐことは良いこと、というようなお金を重要視する傾向。
金銭地位:お金持ちは偉い、お金があれば特別扱いされる、といったお金とステータスを結び付けて考える傾向。
金銭警戒:お金を減らさないように気をつけなくてはいけないという考え。貯金を作るのに役に立つが、行き過ぎると自己投資や儲かるチャンスにもお金が出せず機会損失をしてしまう。
マネースクリプト診断はこちらで出来ます。
偏ったマネースクリプトを持っていると、お金が貯まりにくかったり、稼げなかったり、騙されやすくなったりします。
自分を知り、稼ぎやすくしていきましょう。
貯める力に苦労しなかったのは人生を振り返って大きかったと思っています。
お金が無いストレスはIQを下げるくらい大きいものなので、お金の不安を消すことは人生をあらゆる角度から好転させる潜在力を持っています。
そしてマネースクリプトは、変わるものです。
時々上記のテストで採点してみて、人生を良くするための道具として使っていきたいものです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。