サイドFIRE専門医のKanchanです。
サイドFIREを身近に考えて行動してもらいたいと思っています。
今回はFIREについて考える上で欠かせないテーマである価値観マップについて、私が実践した内容を踏まえて解説したいと思います。
きっかけ
YouTube「お金の勉強」でおなじみのリべ大
マネーリテラシーを高めるための情報発信をされていて、無料で動画をいくつも見ることが出来るので勉強させてもらっていました。
実践的な学びの場として、リべ大が運営するオンラインコミュニティであるリべシティに入ってみました。
Slackのように、複数のチャットルームが用意されています。
お金にまつわる5つの力、それぞれを鍛えるための情報が溢れていて初見で圧倒されます。
色々なチャットにエントリーしてみたものの、、、
スレッドは追いかけ切れないほどスピーディに流れていき、完全なフリーズ状態になってしまいました。
(これはリべシティあるあるということです)
何か入りやすいところを探してみて、
最初の一歩でお勧めされている、価値観マップの作成をやってみました。
こちらの動画で詳しく解説されています(お勧めです)
価値観マップが大切な理由
これを読んでくれているあなたは、少なからずFIRE(経済的自由、早期リタイア)に興味があるのだと思います。
FIRE達成のためにまずお金に目が行きますが、必要なのはお金だけではありません。
FIREは目的ではなく、手段だからです。
お金から自由になって、何がしたいか?
ということが明確になっていなければ、十分なお金を手にしても漠然とした不安から働き続けることになりかねません。
価値観マップは人生で大切にしたいこと、価値観を多面的に考えて書き出してみるためのツールです。
FIREを意識し始めると縛られやすくなるお金の呪縛から自由になり、大切な選択を間違えにくくするために価値観を見直しておくことは大切な作業です。
自分の価値観がはっきりすると、様々な選択に迷わなくなり、一本軸の通った魅力的な人になることが出来ます。
価値観マップの作り方
質問項目
自分にとって幸せとは何か?
人生で大切にしてることは?
何をどうしたくていまここにいるのか?
人生でやりたい30のこと
実現のために必要なお金
実現のために必要なお金以外のもの
そのために何をすればよいか
問いに答えながらマインドマップを作成していく感じです。
100点のものを作ろうとすると時間がかかって仕方ないので、60点くらいのものを公開してしまってOK
ツッコミの質問を受けて答えていくと、深掘りされてより具体的に、より明瞭になって100点に近付いていきます。
ツール:Mindmeister
マインドマップ作成のために使用しているソフトウェアはMindMeister
Webアプリとなっていますが、iPhoneアプリ・Androidアプリでも使用可能です。
Googleアカウントやメールアドレスがあれば無料会員登録、使用開始は簡単です。
3つ以上マップを作ろうとすると有料会員になる必要があり、それだけが難点でした。
マップをある程度作ったら、「価値観マップツッコミチャット」内で公開して、ツッコミを受けてみると新しい視点から深掘りすることが出来ます。
ツッコミは有志でするというより、互助となっていて、他人のマップをツッコミしつつ、他人からツッコミをされつつ回していました。
自分の価値観マップを作りつつ、他人の価値観マップにツッコミを入れようとすると、「無料会員3つまで」のルールが邪魔をしてきます。
ツッコむために権限を貰う場合も、閲覧だけの場合も、誰かのマップを自分のマップ含め3つ以上開くと、開いていたものを終了しなくては開けなくなる仕様。
一度編集権限を付けて貰っても、一旦終了して、再び開くと閲覧のみの状態に戻ってしまう。
ツッコミを受けながらツッコミをしようとすると2人分までしかツッコミは出来ず、その間別の人のマップを参考にすることも出来なくなります。
なので、まず他人の価値観マップを3人分ツッコミに徹して行って、
ツッコミが終わったら自分の価値観マップを作成して、ツッコミを入れてもらう。
という順に進めていくと良いと思います。
他人の価値観マップを見ることも、価値観と向き合う上で大変参考になります。
価値観マップの作成
まず質問に答えていきました。
プロフィールも出来るだけ詳しく書いて、
状況を想像しやすいようにするため家計状況も詳しく書いていきました。
自分にとって幸せとは何か?
自分の成長が実感できることと、自分や家族が心穏やかに生きられること。
そのためにはお金であり、健康であり、人間関係が必要になってくるなと思いました。
人生で大切にしてることは?
自分の本心に正直であること。
本心に敏感であるために定期的に価値観と向き合うことにしています。
価値観マップの作成もその一環でした。
本心から欲しいものは何か、更に考えてみると、
自由に使える時間であり、
付き合う人を選べる自由であり、
それを実現するためのお金だなと、深掘りできました。
何をどうしたくていまここにいるのか?
リべシティについては、マネーリテラシーや金銭感覚が近い人、自分と同じく副業を頑張りたい人と知り合い、励まし合える場になれば良いなと思って入会しました。
医療に興味があって面白い人と会いたいならヘルスケアSHIP、
心理学を中心に知識を身に付けて人生を変えたいと思ったらDラボ(メンタリストDaiGo)、
起業を加速して進めたいと思ったらHIU(ホリエモン)
というようにコミュニティは使い分けて、入ってみるのはアリだと思います。
人生でやりたい30のこと
- 娘と釣りに行く
- 副業(事業所得)で生計を立てる
- 2週間モルディブへ家族旅行
- 1週間マレーシア旅行
- サグラダファミリアを観に行くスペイン旅行
- オーロラを観に行くフィンランド旅行
- がっつりデジタルデトックス
- 名店でコース料理を食べる
- DRCの高級ワインを空ける
- 大物を釣る(5㎏超級の魚)
- スカイダイビングをする
- 犬猫を飼う
- 友人と夜通し話したい
- 経済的自由を達成する
- 好きな分だけ働く
- 社会起業で働き方改革に貢献したい
- 本を出版
- 格好良い身体を作る
- ゲームを作る
- リべ大学長と酒を飲む
- 死ぬまで妻と共にいる
こんな感じに挙げていきました。
30に達しなかったことと、手近で現実的な「夢」の枠内に留まってしまっているなという点はまだまだ付け足す余地があるところかなと。
実現のために必要なお金
夢実現のためのお金を考える作業は楽しいものでした。
特に旅行は調べてみると、数十万~百万円台で大抵のところへは行けることが分かり、
夢が現実的なものになります。
浪費系の夢は約900万円程で実現可能と算出できました。
コロナが収束してくれないと、海外旅行はなかなか難しいかもしれませんが。
お金も時間もあって尚、心理的に「ブレーキ」をかけていて、夢のままになっていることが実は多いんじゃないかと思いました。
実現のために必要なお金以外のもの
挑戦しなければ成し遂げられないこと、
挑戦の中で得られる良質な人間関係。
家族の存在。
やっぱり人との繋がりが大切でかけがえのないものだなと気付かせてもらえました。
それからお金に関連するところではありますが、資産運用に心削られない投資手法やポートフォリオも作らなければと思いました。
「ショック」を食らうと、想像していたよりもリスク許容度が高くないかもしれない、と気付くことが少なくないと思います。
そのために何をすればよいか
お金の不安が消せるように、支出の把握と削減、投資スタイルの確立が必要になります。
情報発信もそうですが、色々な人の助けになりたいと思います。
信頼を集めて人間関係を大事にすること。
そうして培った人脈が人生を豊かにしてくれると思いました。
起業家や投資家として豊かに生きている人に近づいて、考え方から学んでみたいというのも、「やりたいことリスト」に加えてもいいかなと思いました。
価値観マップのツッコミ
他人からのツッコミによって考えられたことは、
- 理想の働き方とはどんなものか?
- どんな価値観の合う友人が欲しいのか?
具体的に踏み込んだことを考えるきっかけになりました。
理想の働き方は?
私は経済的自由、FIREを達成したとしても、今と同じように時間を選んで働きたいと思っていました。
それはそれで一つの答えですが、理想的なのか?もっと充実感のある働き方は本当にないのか?深掘りすることになりました。
身近な人はみんな「普通の」働き方をしていて、遊んでくれる人など居なかったとして、最高の遊び方が出来るのか。
あるいは、もっと働く幸せはないか。
「割り切った働き方」をして、職場で「浮いた存在」になっても居心地悪くないか。
FIRE達成後は人間関係が薄くなりやすくて、結局働く人が多いという事実が、納得感を持って想像できました。
人との関わり方を労働者目線から事業者目線にグレードアップしなければ、新しい環境が生きづらさになりかねないんじゃないかなと想像しました。
現時点で考えて出した結論は、
労働者としてであれば週3~4日の臨床
自分の好きな事業であれば毎日3時間程の労働(作業)
「あ!達成してる!」と気付くに至った訳でした。
どんな価値観の合う友人が欲しいのか?
友人に求める価値観についても、深い問いがありました。
価値観は異なっているほど面白い側面もあるからです。
価値観フィルターで狭い範囲の人としか付き合わないことにしてしまうと、コンフォートゾーン内に留まるつまらない人生になるのかなと思いました。
初対面に対して不安を感じやすいタイプなので、除外基準としてマウンティングを取る人、認め合えない人、付き合ってて疲れる人を設定。
その上で副業について、投資について、価値観についての情報発信をしている中で縁があれば、会ってみて、付き合う間口を広げてみたいなと思いました。
価値観マップを作ってみた感想
価値観について他人に開示すること、ツッコんでもらうことはなかなか無いので良い経験になりました。
お金との付き合い方、他人との付き合い方、人生の時間の使い方をこれを機に見直して、人生設計を洗練させていきたいと思いました。
価値観が分かっていると、判断基準が明確になって、迷いや余計な寄り道が減って、人生良い方向に進むと思います。
FIREした先の世界を豊かにするためにも価値観マップの作成、お勧めです。