3Dプリント

フィラメントで違う印刷設定【3Dプリンター】

Flashforge adventure3に同梱のクリアレッドのPLAフィラメントで色々と作れることが分かり、色を変えて印刷してみようと思いました。

まず必要になったのはこちら

Flashforge Adventure3では、1000gフィラメントは外置きになってしまうんですね。

そこでスプールを脇に置いておけるホルダーが必要でした。

Thingiversで見つけたSpool holderをTinkerCADで改良して、15cm立方の印刷サイズぎりぎりで作ったものです。

印刷に8時間かかりました。。。

良い感じにセットすることができました。

そして、赤でサクッと印刷できたサイコロを黒フィラメント(PLA)で作ってみることにしました。

比較的小さいのですぐに結果が出るのが試作に最適だと思います。

ほとんど初期設定のまま放置した結果

どういうことか、再印刷して、過程を見てみることにしました。

途中で止めたのでこうなっています。

どうも土台がプラットフォームに定着していないために、ノズルに土台が付いたまま印刷を開始し、塊を成形しているようでした。

であれば、定着させる方法を探しました。

両面テープを使う方法、3Mのようなメーカーが出しているプラットフォーム用シートを使う方法、ベッドヒーターの温度を変えてみる方法、スティック糊をプラットフォームに塗る方法、プラットフォームをヤスリで磨いてキズを作る方法(最終手段)などが見つかりました。

手軽ですぐに試せる糊を使う方法を選択しました。

汚れた感じになってしまいますが、ぬるま湯と雑巾で落とすことは出来ます。

時々掃除しないとですね。

そして、印刷したところ・・・

土台(ラフト)は定着して、サイコロの形を作り始めましたが、ラフトが反っていて印刷途中に印刷物がノズルに当たって倒されてしまっていました。

ここから、「反り」との戦いが始まります。

定着に必要な要素は、反り対策と逆行することがあります。

PLAの場合、「印刷直後、急速冷却してやることが印刷物の歪み・反りを防止する」と言われています。

ということで、ノズルの温度を下げてみたり、ベッドヒーターを切ってみたり、低い温度設定で合うものがないか探してみました。

印刷速度は速くした方が反り対策にはなります。

ファンを速く回したり、ファンで足りない場合扇風機直当てで成功しているといった声も見かけました。

完成間近で、ノズルに転がされて失敗の図

「反り対策」をいくらやっても上手くいきませんでした。

印刷風景をじーっと見ていて、ラフトの2層目以降が1層目に定着していないのがラフトが反る原因じゃないか?と思い至りました。

完成したかに見えましたが、印刷の定着が甘く、ラフトから取れずに真っ二つなんてことも。

そこで、定着させるための設定変更に舵を切りました。

200度以下まで下げていたノズル温度を230度へ上昇

切っていたベッドヒーターを70度へ上昇

印刷速度も10~20mm/sと遅くして

スティック糊もベッタリと上塗りしました。

レイヤーの高さも0.24mmと低く、「押し付ける」設定に変更。

そしてやっとまともなサイコロが出力されてくれました。

印刷の成否に関わるパラメーターは、多岐に渡ります。

スライサーソフトやモデリングソフトで設定できない要因も関っています。

水平かどうか、温度、湿度、風通しが良いかどうか、日当たり、フィラメントの新しさ、色、種類、何が影響しているか分かりません。

全く同じ設定で成功したり、失敗したりするなんていう話も聞きました。

改めて奥深い分野だなと思いました。

サイコロが出来たところで、ミニチュア家具を作ってみることにしました。

Thingiverseにデータがあったこちらをそのまま印刷しました。

これが作りたくて黒フィラメントの最適設定を探していたという部分もあります。

「作るものを変えたら上手くいかなくなるんじゃないか」という危惧もありましたが、使われる範囲のプラットフォームにスティック糊を塗っておけば大丈夫でした。

フレームと、脚は黒

天板は茶色が見本のデザインになっていました。

購入したフィラメントの中では近い色の、灰色のものを使うことにしました。

MODERAフィラメントというFlashforgeから新発売となった精巧なモデルを作るのに向いているというフィラメントです。

黒フィラメントと殆ど同じ設定で作りました。

反りもなく、綺麗に出力されました。

縦方向に印刷した脚は綺麗だが折れやすいという欠点がありましたが、組み立てることは出来て何とか完成。

実用には折れにくい横方向に印刷した脚が向いていると思いました。

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kanchan
一般内科、消化器内科、救急、脳神経外科、大学病院、関連病院、民間病院。色々な医療現場を経験してきました。 医療×テクノロジーで未来を創造することが夢です。

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