Kanchan(@kanchanblog)です。
仕事や日常生活や投資など、人生の大切なことを決める時に、「やらないことを決める」という考え方はめちゃくちゃ大切です。
やりたいことを決める所から始まるので、間違いやすいポイントだと思っています。
一流になりたい。
業績を作りたい。
臨床で出来ることを増やしたい。
楽しいことを増やしたい。
どれも何かをプラスする選択です。
プラスするつもりはなくても、他者からの要請によってプラスされることも多い中、増やすことばかりしていると、早晩パンクする状態になってしまいます。
「忙しすぎる状態」が演出されて、これ以上割り当てられなくなると、「ホッとして」束の間の休息を得た感覚になったり。
本末転倒です。
本質は削った先にあります。
「フリー医」になる時、真っ先にやらないと決めたことは当直やオンコールでした。
たとえコールが鳴らなくても、浅い睡眠、取れない疲れ、翌日のパフォーマンス低下やメンタル不調を踏まえると、とてもじゃないけど割に合わないなと思っています。
コールが無ければ余裕で眠れて、疲れも残らずへっちゃらという人もいるでしょう。
昔はそんな人がうらやましいと思いました。
でも、「当直に向かない体質」であったことが痛みとなって、現状を変える強いモチベーションになったことには感謝しています。
プラスで出来ること(ようになること)を追い求めるモチベーションより、マイナスを避けたいというモチベーションの方が案外強くて、人を動かすことになるのかもしれませんね。
仕事で言えば、「当直」や「楽しいと思えないこと」はやらないと決めました。
日常生活でも、「義務感」を感じたらやらないでみることを始めました。
惰性で定期的に開いている飲み会とか、旅行でのお土産とか、親戚巡りとかを最近は削減対象にしています。
不動産投資でも買わない物件を決めてしまって、紹介を断る手間、労力を減らした方が、本命の物件に出会いやすくなるのかなと思って、買えない生活を打破しようとしています。
やめるべきことに限って、習慣化されて無意識にやっているものなので、難しいだろうなと思います。