Kanchan(@kanchanblog)です。
今週は株価上昇が大きかったですね。
円安ドル高も同時に進み、米国株、全世界株などドル建ての株式資産に投資している方は含み益にニンマリしていることでしょう。
eMAXIS Slimオールカントリーは日本の投資信託なので円価格で表示されていますが、買っている内容はドル建ての全世界株式のため円安が反映されています。
これだけ調子が良いと、ちょっとした全能感があります。
長期投資に必要なメンタルの安定
ただ、「長期投資のつもりで買って、そのルールを守れる投資家であるならば、含み益にも含み損にも特に意味はない」ということを忘れてはいけません。
長期投資をしている最中に株価の浮き沈みに一喜一憂することは、シンプルに疲れます。
浮かれ過ぎたら、地に足がつくところまで落とす。
沈み過ぎたら、息が出来るところまで浮上させる。
そうやって、株価の変動以上に変動してしまうメンタルの波を平坦化して、平常心を保ち続けることが長期投資を続けるコツだと思っています。
夜安心して眠れる投資が出来ているかどうか?
下がるんじゃないかという不安に着目して使われることが多い言葉ですが、早く金持ちになれちゃうんじゃないかという興奮に対しても適用できます。
米国株式市場が気になって夜中に目が覚めてしまうとすれば、上昇が理由でも、下落が理由でも、ドル建て株式に資産が寄り過ぎていると言えます。
ドル換算してみる
資産をドル換算して見てみるというのも気持ちを落ち着かせる材料に出来ることがあります。
円安になっている時には、円で最高記録を更新したとしても、ドルでは全然大したことなかったりするわけです。
逆に、円高で円評価額が下がってしまった時に、ドルで見てみると最高値圏に来られていることもあります。
円評価額を1ドル〇〇円の数字で割るだけ。
簡単に出来る計算です。
不動産は固定資産台帳上の資産–負債の値を「純資産」として計上していて、時価とも異なり、ツッコミどころのある値ですが、自分のために使うだけならどう使ってもいいのです。
円安局面では、円で受け取っている給料、円預金の価値が目減りしている事を実感します。(こういう時は見なくていいw)
1ドル150円近くまで行った昨年10月にはドル評価額が凄く凹んでいますね。
投資で一番大事なことは優良な資産を買って、長く持ち続けること。
そのためになら都合のいい数字だけ見るというのは賢い戦略と言えます。
その点、円評価額で最高値に達した自分の資産を見てニヤニヤしていても投資を続けるモチベーションになるだけであれば何もする必要はないです。
気分は波のようなものなので、次の下落、停滞期に覚悟しておくことも、メンタルを持っていかれないようにするために大事だと思います。
自分の数値目標を考える
資産バランスを考えること、メンタルバランスを整えること、投資の勉強をすることが何が起こるか分からない市場に長く居続けるための対策になります。
資産評価額とバランスを同時に俯瞰できるこの表もお気に入りです。
私の場合、不動産投資を取り入れてからは運用資産の評価額は気にならなくなってきました。
その代わりに円預金の増加速度が気になるようになりました。
そんな時は円預金残高を追いかけられるグラフを作ってみたり。
医師バイトを増やして預金増加を加速させるという安直な手段に出やすくなってしまうのが反省材料です。
時給は下がっていきますし、創意工夫がありません。
銀行には、コツコツ積み立てている実績は確実性が見えて評価されやすいのかもしれませんが。
住民税決定通知書が届きましたが、不動産や蓄財は税金との戦いになっていることを痛感しています。
調子がいい時に続けられるのは当たり前。
調子が悪い時に続けられる工夫を調子がいい時に考えておくのが続けるためのコツです。
調子が悪い時に考えようとすると、視野が狭くなって、融通も効かなくなっているので、誤った選択を取りやすくなります。
皆さんの蓄財、投資が上手くいくことを願います。