Kanchan(@kanchanblog)です。
最近米国を含めた世界的な株価下落があって、投資をしている人の中で資産額が減っている人は少なくないのではないかと思います。
SNSで悲鳴のような嘆きが散見されるようになるのは、よくある風景なのですが、
「~~に勧められて投資始めたら損をした!」といった場違いな批判も見かけました。
今回は、投資しない方がいい人の特徴を3つ紹介して、逆説的に投資をするのに持っておきたいマインドについて触れたいと思います。
投資を始めている人
投資をこれから始めようと思っている人
FIREをしたい人
投資してはいけない人の特徴
自己責任で投資できない人
投資詐欺は別として、誰かに勧められたとしても最終的に投資をすると判断して責任を持つのは自分自身以外あり得ません。
投資は完全に自己責任で、元本割れのリスクがある行為です。
それが分かっていないうちは、いくら資産や収入があろうと、投資に手を出さない方が良いでしょう。
投資を自己責任で出来ることは、相場に参加するために最低限持って来なければならないマインドです。
自己責任でリスクを取れるからこそ、リターンの恩恵をまるっと得ることが出来るのです。
何に投資をしているか分かっていない人
何に投資をしているか分かっていないけど、雰囲気で投資をしているという人も危険です。
資産が急に下がる時に、怖くなって売り払ってしまうリスクが上がるためです。
インデックス投資では、全米株式やS&P500や全世界株式を買って目論見書を見てみると、どんな割合でどんな銘柄が入ったファンドなのかということは知ることができます。
通貨建てについても見ておく方が良いでしょう。
投資信託などは円で買っているように見えて、中身はドル建て株式の円換算にした金額だったりして、為替の影響を受けていたりします。
2022年に入ってからの下落で、ドル価格は20%以上下がっていても、20%近くドルに対して円安になっていることで相殺されて「下がった気にならない現象」がありました。
そして、値動きの過去の歴史についても知っておくと(こちらの方が重要かもしれません)、「むしろ買い場」と余裕をもって構えていられるようになります。
自分のリスク許容度が分かっていない人
米国株や全世界株のインデックス投資は長期的には勝算の高い株式投資ですが、今年に入ってからの下落のように、短期的には2割~5割程度下落する可能性はあります。
株安×円高の世界では、株価50%減×ドル円30%減=65%減、1/3程度まで下がってしまう可能性も歴史を見ればありました。
色々なマイルールの下で投資をすることになると思いますが、「半減しても生活に支障のない金額で投資をする」というルールは、投資に参加する人は守らなければいけません。
それだけではなく、パニックにならない投資金額に留めておく自制心も大切です。
株式100%(VTI)+生活防衛資金というポートフォリオは厚切りジェイソンさんの例ですが、投資初心者には変動率が大きすぎて落ち着いて見ていられないのではないでしょうか。
財産のうち幾らを投資に回して、それが半分になったとしたら耐えられるか?
簡単に計算できますが、実際そうなった時には想像していた以上の痛みがあるはずです。
リスク許容度は収入、資産、性格、投資経験年数、家族構成など様々な要素で変わり、個人差があります。
自己責任で行うことにも通じますが、自分以外誰にも知り得ない「自分自身のリスク許容度」を知って、長く続けられる投資との付き合い方を見つけることが成功の秘訣になってくるのだと思います。
投資に必要なマインド
投資の勉強をする
よく分からないものは怖いものです。
何に対して投資をしているのか。
歴史的にどういう値動きをしてきたのか。
知ることは市場から退場しないためにも大切です
長期投資のつもりで買ったのなら、短期の値動きは誤差みたいなものです。
配当再投資込みで15年後高確率(米国株・全世界株なら歴史的には100%)で増えた資産で豊かになれば良いだけです。
下落相場では、分散投資、積み立て投資のメリットが発揮される(買える合計枚数が増えるため)というように、投資手法、インデックスの性質を知っていると、恐怖が軽くなります。
短期の投資で勝てる人はごく少数ですが、長期の投資で勝てる人は、続けることが出来れば大勢います。
投資方針がブレなくなるまで勉強するのが一番お勧めです。
生活費と生活防衛資金を知る
リスク許容度を知るためにも、月々かかる生活費がいくらで生活防衛資金はいくらあれば落ち着いていられるかは知っておくべきです。
総資産から生活防衛資金を除いた余剰資金が投資に回せる金額ということになる訳で、それが分からないうちから投資をするのは全くおススメ出来ません。
そして、リスク許容度は小さく見積もっておいて丁度いいと言えます。
人間には利益よりも損失を強く感じる性質があるため、ちょっとの損でも想像していた以上のダメージがあるからです。
少額で少しずつ投資してみて、変動幅と、どう感じるかについて観察する「試用期間」を一年くらい持ってみても良いと思います。
まとめ
自己責任で投資できない人
何に投資しているか分かっていない人
自分のリスク許容度が分かっていない人
これに対して安全に投資できるようになるための対策は、
- 行おうとしている投資について勉強すること
- 自分のリスク許容度を知ること
歴史的にも、ウォーレン・バフェットの名言にもあるように、みんなが怖がっている下落相場は、振り返ると「買い場」であることが多いです。
折角始められた長期投資なら、是非続けて豊かな将来を作って頂きたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。