SHIP

SHIPとの歩み

3期生としてSHIPに入って7か月が経過しました。

コロナ禍で社会の環境も変わり、自分の中でのキャリアの考え方についても変わった期間でした。

直近の勤務医の仕事は、「同じことの繰り返し」、「当直で定期的な睡眠不足」、「職場の人間関係改善を重視してしまう」、「リスクばかり気にする風潮」等から成長が停滞している感じがして、病院の外側から医療に関わり、医療を良くする活動が出来ないかと考えるようになりました。

起業についての実例や考え方を学びたいというのがSHIPに入った動機でした。

しかし、そんな漠然とした意識のままでは、イベントやセミナーへ行っても本気で学べない。行動に移せない。自分の中に強い情熱がなければ成功は出来ないと思い、焦りばかりが募ることもありました。

病院から離れる時間が長くなればなるほど、医療に関する課題感、病院を変えたいというモチベーションが薄まっていくこともあり、内省する時間が増えました。

本当にやりたいこと、大切にしたい価値観は何なのか?

ひたすら内省する時間が出来ると、「内省麻痺」といって悩んでも行動しようもないような大きな価値観の問題を繰り返し考えてしまう状況に陥りやすくなります。

そこで、小さな挑戦を重ねてみることにしました。

イベントに積極的に参加してみる事にして、「SHIP強化月間」を作ったのもその一つです。

非常勤医師の仕事を増やしてみる。

初めての勤務先に飛び込んでみる。

企業の医師採用に申し込んでみる。

運動、睡眠、食事を改善して体調を整えること、読書を増やすことにも取り組みました。

金になる行動、金にならない行動を区別せず、ちょっとストレスを感じるレベルの小さな挑戦をし続けることは、人生を豊かにすると思いました。

当直バイトをしてみると、あんなに嫌だった当直に対して、前向きに取り組めることに驚きました。当直というシステムを変えたい、無くしたいというモチベーションがあると、当直が課題発見の場となり、違った視点で働くことが出来る。

当直を無くすために当直が必要になるとは、皮肉なものです。

COVID-19が流行拡大して、情勢が不透明になってきたタイミングとも重なって、求人は減り、申し込んでいた求人も無しになりました。

医師になってからというもの、申し込んだ求人が通らず「お祈り」されることが殆どなかったなと思いました。

大した挫折でもありませんが、断られるということ、人から必要とされていないという事実を突き付けられることは、ボディブローのようにメンタルにダメージを残すものなんだなと気付きました。

「スタートアップは拒否されることの繰り返し」

ジェシカ・リビングストン(Y Combinator)

起業の科学 スタートアップサイエンス

奇しくも起業をするための心の準備をすることになりました。

それから仕事ではありませんが、SHIP経由で知った千葉大学の医療イノベーションというプログラムにも参加してみることにしました。

色々なコミュニティとの繋がりを持つことは、オリジナリティを作る源泉になると思います。実際学べることも沢山ある講座でした。

往診バイト研修指導コンサルタントが新たな仕事になりました。

今の自分そのままじゃ務まらない仕事、不安を感じる仕事こそ、成長の余地がある仕事なのだと思います。何の不安も感じなくなったら、成長が鈍化しているかもしれません。

その仕事は稼げないモノであれば辞め、稼げるものであれば効率を上げて短時間で同じ成果が出せるように工夫して、浮いた時間で新しいチャレンジを加えるのが良いでしょう。それが今後の王道になってくるかもしれません。

研修指導についての記事はこちら

それから自粛期間で外出や外食が好きだと思い込んでいたことに気付きました。

平日は仕事に出ているべきという固定観念が自分の中にあり、自分を認められない要素の一つになっていたことにも気づきました。

思えば学生時代以降、平日家で休んでいるのは、体調不良の時が殆どでした。

平日に家に居たり、出歩いていたりしていても、「あの人仕事ないんだろうか?」なんて考える時代ではなくなりました。自分のことを一番気にしているのは自分だけ。

自分で考え直してみれば分かることですが、人は他人にそれほど興味を持っていません。

家で過ごすことは支出を減らし、家計に余裕をもたらすというシンプルな事実を目の当たりにして、あえて外出しなくてもいいかと思えるようになりました。

勤務医時代はオンコールもない、月に何度もない「休日」にどこへも行かないと一日を無駄にしてしまったという感覚を持つことがありました。これも一種、歪んだ思考だったのだと思います。

SHIPと歩んだ期間での気づきと変化

自分が成長できる仕事を求めていたということ

人の成長、モチベーションを助けることが好きということ

やりたいことを突き詰めて、後悔なく生きた方がいいということ

起業はあくまで目的を達成するための手段の一つであるということ

世界を変えるために、まずは自分から変わっていこうと思いました。

ABOUT ME
アバター
kanchan
一般内科、消化器内科、救急、脳神経外科、大学病院、関連病院、民間病院。色々な医療現場を経験してきました。 医療×テクノロジーで未来を創造することが夢です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です