日記

「言葉にできる」は武器になる【読書感想】

著:梅田悟司(コピーライター)

言語化できていないことは、考えられていないことだ。

こう言われると、ハッとするものがありました。

何かインプットがあって、色々なことを考えていたつもりが、咄嗟に感想を求められると、言葉が出ない、そんな経験は誰にもあるのではないでしょうか

日常会話になってくると、話を遮ったら嫌われるかも、とか、話し出せないのには別の理由があることもありますが、

薄っぺらい言葉、感想しか言えないのは、言葉にできていない、十分に考えられていないからだと言われると、その通りなのかもしれません。

コピーライターの梅田さんの著書というだけあって、心掴まれるコピーが散りばめられていました。

彼の「作品」は誰でも聞いたことがあるものが多いです

「世界は誰かの仕事でできている。」(ジョージア)

「この国を、支える人を支えたい。」(ジョージア)

「その経験は味方だ。」(タウンワーク)

「あきらめない。たとえ、0.1%でも。」(99.9-刑事専門弁護士-)

「言葉にできる」は武器になる

これほど「強い」言葉を作れなくても、自分の意見や情熱や目的を、その熱量を保ったまま伝えることは、仲間を獲得するためにも必要だなと思いました。

そのためには「内なる言葉」を日頃から強くする必要があり、その為の手段は考えを言語化する習慣を作ることなのだと著者は語ります。

言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある

考えているのではない。頭の中で「内なる言葉」を発しているのだ。

「言葉にできる」は武器になる

「内なる言葉」の育て方を筋トレに例えているのも面白かった。

「今自分はこの筋肉を鍛えている」と意識し続けることが、その部分のみの伸縮に注力することを可能にし、結果的に、効果を最大化する。


頭の中に浮かぶ言葉をそのままにしておくことなく、単語でも箇条書きでも紙に書いて、見える化する。すると、考え足りないところが見つかったり、自分の考えていることが表現しきれていない箇所に気付くことが出来る。

「言葉にできる」は武器になる

筋トレでは、その動作が目的化してしまうと、反動を使ったり、周囲の筋肉で補ったりして、鍛えたい筋肉に負荷がかけられず本末転倒、全然筋肉が付かない現象に見舞われます。

鍛えたいものを意識して、鍛えるということは思考や言語化の領域でも同じということです。

何もしなければ浮かんでも消えてしまう頭の中の「言葉」を書き出して見つめてみることがまず必要です。

その言葉から連想するものを、「それで?」「本当に?」と横に広げ、

同時に、「なぜ?」と理由を考えたりして深掘りして、縦に広げてみる。

出てきた言葉を似たようなものがないか探して分類してみたり、言葉の抽象度を上げたり下げたり、一枚の紙に書き出してみて、全体を眺めてみる。

その紙を時間をおいて見直す。

真逆のことをわざと考えてみて、先入観や常識の外側に出るように試みてみる。

そんなプロセスを繰り返すことで思考の解像度を高め、「内なる言葉」が育まれる。

僕は普段からノートに考えていることを書きなぐるように出してみて、見返すことはありましたが、それ以上深掘りしたり、解像度を意識した言葉の表出などはしていませんでした。

読みにくい言葉は心に入ってこない。

「言葉にできる」は武器になる

人類の発明品である言葉の力を強く出来るように、この本に書いてある手法も使って自分を振り返り、 意見を育てたいなと思いました。

心に刺さった名言を紹介し、終了したいと思います。

賢者は、話すべきことがあるから口を開く。
愚者は、話さずにはいられないから口を開く。

プラトン

人を「動かす」ことはできない。「動きたくなる」空気をつくる。

人間は、その人の思考の産物に過ぎない。人は思っている通りになる。

マハトマ・ガンディー

誰一人として、平均的な人などいない。
顔を思い浮かべ反応を予測する。

自分の可能性を狭めているのは、いつだって自分である。

ABOUT ME
アバター
kanchan
一般内科、消化器内科、救急、脳神経外科、大学病院、関連病院、民間病院。色々な医療現場を経験してきました。 医療×テクノロジーで未来を創造することが夢です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です