1年半ぶりにアカムツ釣りに行ってきました。
外房の釣りは波が高くて船酔いという敵が増えます。
片道2時間半と、遠いというのもネックです。
深夜は流石に空いているので1時半出発して、3時半に到着しました。
平日というのに混んでいて、四隅から2席ずつは既に埋まっていました。
右舷の胴の間に納まりました。
船酔い対策に味噌汁食べて、酔い止めを飲んで車で待機。
仁徳丸は船付き場の目の前に駐車場があるのが良い感じ。
暗い中釣り座を作って出発を待ちます。
受付を済ませて、釣り座を作ったら、キャビンで寝て待ちます。
犬吠埼沖の冬場の釣り場は2時間近くかかる遠い所にあり、行きも帰りもそれなりに寝られます。
前キャビンのリクライニングシートに寝ています。が、最前列の広いシートが埋まっていたのは残念でした。
4:50に出発して6時半過ぎに釣り場に到着しました。
揺れと風でタックルケースの蓋が空いてしまい、びしょぬれになっているという事故が早速発生。
萎えました。
蓋がしっかり閉じれるケースに変えた方がいいのかも。
後は到着するまで蓋が空かないように足元に置いておくというのも手ですね。
餌はツボ抜きホタルイカと魚の短冊(自前)の抱き合わせ。定番の仕掛けです。

バリエーションとして、鮭、サバ、サンマの3種類用意していきました。
この「魚の食費」が1500円くらいしたりします(笑)

期待の第一投。
潮が早いから再投入しないでください。とのコール。
仕掛けを手前祭りして少し遅れて投入したところ、爆潮で下ではなく真横に落ちていくではありませんか。
しかも、2枚潮なのか、3枚潮なのか、途中で反対方向にも流れたり。
こりゃお祭りしそうだと悪い予感。
第一投は着底できずお祭りして回収。
波乱の幕開けです。
第一投からアカムツは顔を出し、魚もいて、食いも悪くはなさそうですが、難しそう。
隣の人と同時に落とすようにしました。
風は8mくらい。波は2m→1.5mの予報でしたが、東京湾に慣れていると大きな揺れ。
50mくらい離れた所にいる近くの船が波で隠れるくらいの高い波ではあります。
これでも外房では凪ということ。

感覚おかしい。。。
若干の船酔い感で気分は優れなかったので、一流し一投で休み休み出来ることは丁度よかったのかもしれません。
探見丸を起動してみましたが、親機が切られているようで、表示なし。
アカムツでは底を釣るので水深とか分からなくても変わらないからってことなのでしょう。
潮が相当早いため、着底して、糸ふけを取って、着底し直そうとすると、底が無いという状況。
掛け下がりを狙っていたようで、潮で流される分+深くなる分でどんどん道糸は出されます。
230mくらいの所でやっているはずですが、着底が260m
その後底を追いかけて出しまくって、330m位まで行きました。
道糸400m巻いていたのにも関わらずスプールが寂しくなるほどに。
お祭りも頻発します。
道糸同士でぐちゃったり、サメとかに切られたりはしなかったので結果オーライです。
当たりはありましたが、サメが気になって速めで巻いていたらバラシ。。。
そんなことが2回ありました。
逃した魚はデカかったと言いますが、当たりは確実に取り込まないと、何のための釣りだか分からなくなります。
大事に上げれば良かったと後悔しました。
船酔いは思考も鈍らせます。
2本針だと、1本にかかってももう1本をサバに食われて揺らされて、本命が落下するというサバマジックがあり、本命に集中できなくなるというデメリットがあります。
自作の1本針仕掛けに変えて、1本に集中することにしました。
上がるけれども難しい時合。
釣れた人を見ていると2本針の上だったり、下だったり。
潮が速すぎると仕掛けは斜めっていて吹き上がっているのか、底では緩いのか。
フローティング系の飾りは付けた方が良いのか外した方がいいのか。
サバが多いときは外した方が良いとして。
難しい時は、1本針で飾り無し。
基本に立ち返って釣るのが一番です。
お祭りかと思うほど重い当たりを何の気なしに巻き上げていたらアカムツが「釣れて」いました。

その1匹が唯一の釣果。
大き目の犬吠埼サイズで、おいしそうではありました。
船に慣れて船酔いが落ち着いてきたころに、出来た工夫、その日のチョイスを考え始める訳ですが、時すでに遅し。
12時前に納竿となり、2時間かけて帰港しました。
ここ数日調子よかっただけに、期待はあり、混雑もしていましたが、不調な日に当たってしまったようです。
こんなこともあるさと楽観的に考えられるのが、楽しめる釣り人
スコールにも遭いましたが、晴れ間が見られ、良い天気ではありました。
道中の田舎道も乙なものです。
また行きたい。けど、疲れたからもう少し間を空けたい・・・と思いました。
自己釣果 1匹
船全体 0-5匹
実食
白身の大トロと評されるアカムツの刺身
皮を付けて、バーナーで炙ると、皮下脂肪が溶け出して、絶品の刺身になります。

至福の味
これが食べたくて、性懲りもなく大変な釣りに繰り出すのでした。
