仕事

退職までのストレス

辞めると言ったことで態度が変わる人は利害関係が濃い人だけなんだなと思いました。

院長先生はあっさりしたもので、引き止めはしない。頑張ってねと、特に遺留もなく退職を決めることが出来ました。

部長先生は別でした。彼の雑用をかなり引き受けていたので、辞意は彼に付いていかないという反抗であると共に、彼の仕事を増やすことだから利害に直結するのです。

部長先生の態度の変化はあからさまでした。

挨拶しても無視されるくらい強い拒絶から始まり、血管造影やエコー手技など一緒に入っていた処置は「今後一人でやることになるから入らなくていい」と言われて、暇な時間が増えました。

救急外来とか予防接種当番とか、誰もやりたがらない仕事をやる時間も増えました。

それは想定内として。。。

予定していた専門医試験と学会発表がありましたが、ずっと在籍してることを前提としたものだから辞退すべきだと言われました。

学会発表は辞退しても全然構わないのですが、専門医は前の病院の研修期間もあっての受験資格なので、彼の指示に従う筋合いもありません。

気分屋の部長先生に最後まで振り回される日々でした。

そんな中、一つちょっとした事件がありました。部長先生が学会に行った後で体調を崩し、1週間程休むことになったのです。

1週間休むと宣言してくれれば良いものの、毎日「明日は行くから」「やっぱり休みます」という連絡が来るものだからいい迷惑。

予定が立たないことで患者さんにも事務職員にも、僕ら同じ科の医師にも大迷惑食らいました。

何も悪くない患者さんに迷惑がかからないように代診は沢山やってあげました。

その復帰後のラスト1か月は態度が丸くなりました。

そんな人間の暗部を見て、やっぱりこういう大人にはなりたくないと思いました。

辞めると決めて良かったと、自己肯定が捗りました。

忙しすぎるのは悪いストレスになるけど、適度な忙しさは良いストレスになるということが実感できました。

最後の方は自分で言ったわけではないですが、今後の体制の練習的な意味で内視鏡検査も入らない生活でした。

楽で、楽しいかというと、全然楽ではありませんでした。苦痛が勝る退屈さでした。

外来の患者さんの申し送りを書いたり、仕事を見つけてこなしていましたが、やることが無くなってしまうと、どこで暇潰そうかという問題になります。

病院は改装工事中で、休憩場所がだいぶ無くなっていたこともストレスを増やしました。

自由に休憩できる場所、リラックス出来る場所が仕事を続けていく上で、アイデアを出していく上でも必要なんだなと感じることになりました。

仕事も少なくて、休憩も不自由という状況はストレスが大きいです。

また、日中は内視鏡がなくても、夜間、休日のオンコールは普通に沢山入るあたり、御都合主義だなと思いました。夜間、内視鏡から離れた慣れない人間が急ぎの状況で少人数でやらせるのは安全管理上どうかと思いますが、そこはなりふり構ってられないのかなと。

退職者の少なくない職場なので、辞めると決まったことで大きく変わることはなく、表面上は無事に勤務終了となりました。

仕事選びには注意が必要だなと、退職を通じての一連の出来事から強く感じました。





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kanchan
一般内科、消化器内科、救急、脳神経外科、大学病院、関連病院、民間病院。色々な医療現場を経験してきました。 医療×テクノロジーで未来を創造することが夢です。

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