健康

人間ドックを受けようと思った話

Kanchan
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Kanchanです。

医師が健診を受けないことが常態化されているちょっとあり得ない環境に2年間居ました。

環境を変えること=辞めることは決まったのですが、この機会に健康状態のチェックをするため人間ドックを受けてみようと思いました。

基本的なことですが、自覚症状は特にありません。

気になる症状がある場合はオプションを・・・とか書いてある健診クリニックのHPとかも見かけましたが、自覚症状がある方は症状に応じた診療科への受診をすべきであることは強調しておきます。

人間ドックは完全予約制で行っていることが多く、施設のHPから直接予約する方法、いくつかある予約サービス(EPARK、ここカラダ、など)で地域、メニューを検索して予約する方法、施設に電話で予約する方法があります。

料金は自費になります。

食事やエステが付いてきたりして、相対思考(金額の大きな買い物に、総額の数%程度の追加は軽く見えてしまい払いやすくなること)を狙った戦略なのだろうと思いました。

内視鏡とかMRIとかPET-CTをオプションで入れると万単位で追加がかかり、高額になります。

一般的な労働者に行っているような健康診断にある項目:身体計測、診察、視力・聴力、血算、生化学、感染症、尿検査、便潜血、レントゲン、心電図、胃透視(バリウム)、超音波検査なら4万円前後。バリウムを胃カメラにすると5万円前後が相場といったところでしょうか。

基本的に自費診療ですが、疾患が見つかり治療につながる場合、医療費として認められることもあります。その時は確定申告した方が良さそうですね。

自分の受けるべき検査、受ける施設をどう決めたか書いておきます。

これまで指摘されたことのある異常、既往症と年代・性別・家族歴などから、気を付けなければいけない=調べておいた方がいい疾患は炙り出されます。

自分の場合は、祖母が大腸癌で亡くなったなとか、糖尿病、高血圧の親族が数人思い当たるなとか、クモ膜下出血になった大叔父がいたなといったこと、胃カメラ、大腸カメラとも2年前に受けて正常だったということから、胃カメラのオプションを付けたスクリーニング検査を受けることにしました。

大腸内視鏡は何もなければ3年は受けなくても大丈夫であろうという運用にしている病院が多いことから、今回は便潜血で十分だろうと判断しました。

がんが心配という不安を煽り、腫瘍マーカーやPET-CTを勧めるところもあるようですが、腫瘍マーカーやPETはがんが見つかってから受けるべき検査だと思います。

保険診療でもスクリーニングでPETを施行したり、腫瘍マーカーを検査に出すと、不適切な医療と判断されて保険料の返還を求められます。

そして、腫瘍マーカーで引っかかってしまった場合、その後が困ります。

腫瘍マーカーそれぞれについて調べてもらえれば分かりますが、がん以外にも上昇する要因は多数あります。

腫瘍マーカー特異的ながんも多くなく、引っかかった場合、受診された病院にも見逃すと責任問題になるので、全身くまなく検査する検査地獄が待っています。

その検査で、正常という結果が出れば良いですが、肝血管腫やら、消化管ポリープやら、胆嚢ポリープやら、膵嚢胞性腫瘤やら、「とりあえず良性だけど経過観察が必要な病気」が見つかることは少なくありません。

それを見つかって良かったと思えるかどうか。

面倒さや怖さなどからフォローアップ自己中断となる人もいます。

そもそも病名を突き付けられるのが怖くて受診できない人もいます。そういうのは、健診を受ける意味をそもそも理解されていないのかもしれません。

健診の先の先まで考えると、簡易的な検査で引っかかったら受診して精査していくのがなんだかんだコスパが一番いいと思います。

その上で、自分を見直してリスク高めな疾患を必要ならオプションで検査するのがお勧めです。

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一般内科、消化器内科、救急、脳神経外科、大学病院、関連病院、民間病院。色々な医療現場を経験してきました。 医療×テクノロジーで未来を創造することが夢です。

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