読書

ノーサイド・ゲーム【ネタバレなし感想】

著:池井戸潤

Kanchan
Kanchan

実は池井戸作品のファンで、これまで「半沢直樹」のシリーズ全て(銀翼のイカロスまで)、七つの会議、空飛ぶタイヤ、下町ロケット等、代表的な作品は読んできました。

ドラマも面白く、テレビを大分見なくなった中にあって、結構見ています。

気になっていたノーサイドゲームを買って、1週間くらいで読んでしまいました。

ネタバレなしにしたいと思います。

池井戸作品の多くに共通するのは、40-50歳代くらいの優秀な会社員が主人公で、社内政治の中で不利な立場になっているところから始まり、地道で誠実な仕事により仲間と運を味方に付けて、痛烈に逆転していくということ。

本作品も例にもれず、終盤にかけての逆転劇には、仕事のストレスを吹き飛ばしてくれるような痛快さがあり、読後の爽快感が得られました。

会社員が多い日本社会で今日考えられるのだろうなと納得しました。

ラグビーを題材にしていて、ラグビーのポジションもルールも知らないまま読んでいましたが、全く問題なく読み進められました。

ところで、小説家・作家はクリエイティブな仕事だと思います。自分の中から新しい物語を出し続けられなければ廃業する厳しい世界です。

今回の作品は経営×ラグビーの掛け合わせだと思いました。池井戸さんは元銀行員ということもあり、経営の方に詳しい方なのだと思います。そこに何か新しい題材を加えて創造性を働かせることで素晴らしい物語を量産している。

様々な企業文化、社内政治についても通じていて、細かい設定の中に織り込むことで、多くの人の共感が得られる造りにしている。上手いなとつくづく思います。

仕事に於いて、人生において刺さる名言が登場人物の口から出ることも魅力です。

今回刺さったセリフ

「人生は一度きりしかないんだよ。なのにいつも大切なものを見失う。君にとって大切なものはなに?それを考えたほうがいい」

ノーサイド・ゲーム 著:池井戸潤

勉強になるというよりはエンターテイメントとしてお勧めの一作でした。

ABOUT ME
アバター
kanchan
一般内科、消化器内科、救急、脳神経外科、大学病院、関連病院、民間病院。色々な医療現場を経験してきました。 医療×テクノロジーで未来を創造することが夢です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です