釣行記です。
初めてお世話になる船宿でした。横須賀市久里浜のムツ六釣船店のライトマダイです。
予約はHPの電話番号にSMSで名前、電話番号、釣り物、人数、レンタルを書いて送ると出来て、便利だなと思いました。SMSが70文字制限のため、文章で書くとエラーになってしまい、書き直ししまくりました(笑)。
船宿まで
マダイ船は出船が早いので大変です。
2時半起床、出発、4時半到着して釣り座取りの順番の列に並びました。
7番目くらいで、両側トモ2席、両ミヨシの4隅が取られていて、右舷の銅の間に決めました。
それから事務所へ行って、受付をします。
ライトマダイ船は9800円也(餌・コマセ付)。氷200円を購入して、10000円になります。
波高め、風強め、午後から雨の予報だったせいか、予約は少なく、片舷4人程度で出船出来ました。
胴の間でありながら、ミヨシの隣という、広々とスペースを使うことが出来てストレスの少ない釣りが出来ました。

6時出船。釣り場までは10分ほど。久里浜沖のマダイポイントでした。太平洋に出ると、シケですが、東京湾内は穏やか。そんな潮汐の状況だったようです。
当直明けに2時半起きという寝不足コンディションでしたが、東京湾ではあまり船酔いはしたことがありません。波が小さいのと、陸地が見えている安心感が大かと思います。
釣り方
PE2号厳守、今日はビシ60号で統一、ハリス10mで統一。指示棚は海面から24-25m。
+5mして30mでコマセを振り、25mまで巻いて、当たりを待つ。
釣らせる船宿ではよくやっている釣り方のルールで、指示してくれるのは好感が持てました。
マダイは警戒心が強い魚です。
だからアジのようにビシの近くまで来て食べてはくれず、ビシを下ろし過ぎると逃げてしまい釣れなくなってしまうので、「着底厳禁」なわけですね。
道糸の色とマーカーで長さを計るようにしないと、リールのカウンターはちょっとずれていることが多いので、正確な棚合わせが出来ません。
初めて行ったマダイでは道糸が中途半端な端数で切れていて、棚が合わせられず釣れなかった思い出があります。
マダイ釣りに行くときはPEラインが色の変わり目で切れていることを確認しておきましょう。
静かな始まり
6:15頃には実釣開始となりました。
指示棚は水面から24-25m
なので、30mくらいまで下ろして、コマセを振って、24mにセット。
大潮ということもあり、潮は早くビシは斜めに入って行きました。
序盤は反応がありませんでした。
餌にかじられた形跡すらなし。
1時間たっても2時間たっても右舷に関しては当たり一つ見られませんでした。
棚を上げても、下げても、落とし込みをしてみても、反応なし。
たまにお祭りするのみ。
エサ取りにやられて、エサが無くなって戻ってくることですら、可能性に感じて嬉しいという。本当はエサ取りが出るときは釣れにくくて良くないのですが。
良い天気
当初雨の予報で、釣りバカしか来ないかなと思っていたわけですが、来てみると午前中は晴れ。時々曇りにもなり、暑すぎず、濡れず、良い天気でした。
風が強めでしぶきがあがっていましたが、天気が良かったのは嬉しい誤算でした。
釣れない日は工夫の日
11時を回った頃、諦めモードに入っていましたが隣のミヨシの方がイナダを釣りあげました。
マダイ狙いだったので、そこは気にせず、10mの仕掛けの中で、どう工夫するか考えながらマイペースにやっていました。
今回テーマとしたのは、「釣れたら同じことを繰り返すこと、釣れなかったら同じことをするのは2回までで、何か一つ以上変えること」
釣れない日は変え続けることになるので、工夫について考えることが増えます。
まずやった工夫は、潮が早いので、ハリスの中間にガン玉を打つこと。
ガン玉の重さもありますが一種類しか持って来ていなかったので、そこは割愛。
針から3mの位置に付けてみて、ダメ。
針から4mの位置に付けてみたら、オキアミの頭が無くなってくることが増え、4mの方が良いかも。
ハリス4号で食いが悪く、オマツリでロストしたので、3号に変更。
針も4号チヌ針でかからないので、3号チヌ針に変更。
ビーズとか、フローティングボールは、低活性では警戒の元になるので、外して、ハリスについているのはガン玉と針だけという状態にしました。
市販仕掛けには何らかの飾り物が付いているので、外して、針だけ付け替えたりもしました。
針にもチヌ針、マダイ針、黒伊勢尼針と、種類は豊富にあり、それぞれに黒、銀、金、赤、管付き、管なし、ヒネリあり・なし、ケン付き、ケン無し、サイズと、組み合わせはかなりのものになります。
一般的に渋いときほど小さな針、細いハリスが食いやすくはなります。
飲まれたり、切られたりしてバレるリスクも上がりますが。
オキアミとは言ってもくるくると回るとハリスによれが出来て釣れなくなる原因になるので、真っすぐつけられて、ズレにくく、外れにくいチヌ針3-5号かマダイ針7-11号のケン付き、ヒネリ無し、管なしが良いと思いました。
色は検証していませんが、ルアーのように当たり色はその日によって違うのかな?
誘い方も様々あります。
コマセを指示棚5m下で振って、指示棚にセットするのがオーソドックスな釣り方ですが、潮の状態、タイミングによっては指示棚ビタ止めで待つのが良かったり、下ろすのは3m下までにしたり、ちょっとだけ振ったり、たっぷり振ったり、指示棚でもゆっくりと上げ下げしたり、リアクションバイトを期待して細かくしゃくってみたりといったバリエーションは作れます。
そしてコマセカゴの窓の開け方、コマセの出し方が結構難しいポイントかもしれません。
ワラサと違って、マダイの場合はコマセで群れを寄せる釣りではないため、沢山巻くと満腹になってしまって釣れなくなったり、警戒されたりすることがあります。
ぽろぽろとちょっとずつこぼれ落ちて、5分間くらいで7分ほど入れたコマセがちょっと残って戻ってくるくらいが丁度よい開け方とされています。
渋い時ほど、コマセが出にくくなるように窓を小さくした方が良いです。
サニーカゴの場合は下窓全閉、上窓半開位から調整していくのがいいと思います。
今回は2Lサイズの大き目のオキアミだったため、下1mm、上全開でちょうどいい位でした。
そんな感じで微調整を繰り返して、ハリス3号10m、下から4mにガン玉のみ、飾り無し、チヌ針3号ケン付き、付けエサにはエビシャキを振りかけて。というとこに落ち着きました。
ちなみに天秤はマダイ専用の夢の天秤、クッションゴム1.5mm1mを付けたタックル構成です。
痛恨のバラシ
真鯛の場合、置き竿の方がいい事もありますが気合が入っていたので手持ちで頑張っていました。
12時過ぎに不意に初めての当たりがありました。
が、1秒でプチっと切られて終わりました。

Nooooooooooooooooo!!!
反省点は2つ。
一つ目は棚セットしてドラグを緩めて待っていなかったこと。
当たりがなくても、いつ当たってもいいようにドラグを緩めておくことが不意の大鯛を釣り上げるコツ。備えあれば憂いなしです。
しかし、緩めっぱなしでは巻き上げに余計な時間がかかってしまうので巻き上げるときは締める必要もあります。
横着する者に釣りの女神は微笑みません。
もう一つは、長いハリスを船の床に置いて、踏んだりバケツに擦れたりしていたこと。傷があったせいで切れやすくなっていた可能性は否定できません。
回収時はバケツの中にハリスをまとめておくこと。手返しの時は、ビシを取って、コマセを詰め直して、投下、針が刺さらないように気を付けてハリスを持ち、針まで来たら、エサを確認・付け直して投入、という風にすると、ハリスはずっと水中で傷つくことなく手返しも早くなります。
この学びを活かしたいという思いで祈りながら同じ棚で勝負していましたが、超絶渋い日だったので次に当たってくれることはありませんでした。
そして禿頭へ
イナダはぼちぼち釣れているようでしたが、僕のところには来ませんでした。
マダイは左ミヨシで1枚上がったのみ。
他はリリースサイズのみだった模様です。
右舷で上がったところはみられませんでした。
はい、ボウズでした。(医学的には禿頭【とくとう】と言います)
丸坊主は久しぶりかと思います。
悔しい!
釣れそうだっただけに悔しい。
これはもう一回釣り直しに来るように釣りの神様に言われているのか?
専用竿と探検丸と高性能なリールを買ってリベンジをしたいと思いました。流石にそれはやりすぎか。

秋の活性が上がる「落ち鯛」で特訓だ。
まとめ
自己釣果0匹(1打数0安打)
船中1匹(0-1)、イナダ0-3
釣り座:右舷ミヨシ2番目(右舷4人)
大潮
満潮5:10、17:53
干潮11:40、23:56
北風5-6m
竿:極鋭中深場205M
リール:ForceMaster400DH
PEライン2号200m
夢の天秤 マダイ専用
サニービシFL60号
クッションゴム1.5mm1m

悔しいです!
