退職届を出して契約満了日を確定しました。
理由や経緯については前回記事を御参照ください。
院長のビジョンに共感して、方針を信用して入ったのが2年前。
100%共感できることはあまりないと思いますが、違和感を感じるようになり、次第に仕事が詰まらなくなってきたのが1年前。
8か月前位から辞めることを意識するようになり、仕事と割り切って我慢してきました。
当直とかオンコールとか、我慢してやるには大きすぎる負担であり、しんどさを感じていました。
そして、上司に退職を申し出て、了解頂き、退職届を提出するX-Dayを迎えた訳です。
仕事としては変わったところはありません。
相変わらず降りかかってくる雑用をこなす毎日。
「嫌いな人に無理して合わせることをしなくて良くなった」という変化はあるかもしれません。
個人経営の病院であり、かつて退職を申し出て、待遇を改善・遺留されて残っている人の話も聞いてきました。
そういう人たちは院内で地位を確立し、「なくてはならない存在」となっていたために、そのようになったのでしょう。
退職の話が出てくるまで不平・不満が拾い上げられない仕組み、職場というのもどうかと思いますが。
今回、あっさりと退職を認めてもらえたのは、「いなくても大丈夫な人材」認定されていたからとネガティブに捉えることも出来ますが、金の問題じゃなかったので、遺留されたところで揺らがなかったと思うので手続きに消耗せず良かったと思うことにしました。
職場と被雇用者のマッチングは難しいものだなと思います。モチベーション、人間関係、給料、休日、やりたいことが出来る環境かどうか、いくつものファクターがあり、時間とともに個人の重要視するファクター、職場の重要視するファクターが変わってきます。
僕にとっては「無理すれば合わせられる病院」だったため、長くは居続けられない関係だったのかなと思います。
ここで合わなければ、どこでもやっていけないとか、劣っている人材だとか、「歪んだ思考」に陥ることも割とあると思います。そのような「脅し文句」で固辞しようとするパワハラ上司もいると聞きます。
でも気にする必要はありません。
どこにも合わない人、どこでもやっていけない人など、現実的には居ません。
多くの場所で合わなければ、職場を作ってみたらいい。
そして一つの場所にこだわる必要もない。
複数の職場、複数のつながりを作って、どこかがダメでも路頭に迷うことのない、分散させて存続できる働き方が今後もっと広がってくるだろうと考えられるからです。
来年からの生き方は模索している途中ですが、起業に向けて一歩踏み出していきたいと思います。
「退職届」という節目を作る、最初の小さな小さな一歩の話でした。
