仕事

オンコールの休日

梅雨が明けたら連日猛暑日で溶けそうな暑さですね。。。

熱中症には気を付けてください。

さて、今日はオンコールの話です。

ある程度の規模の病院には当直医がいる他に、各科でオンコール当番が決まっていることが殆どです。

今日は日曜日ですが、オンコールでした。

オンコールについて詳しく書いていきたいと思います。

オンコールとは

病院で何かあった時の対応は基本的には当直医に委ねられます。

しかし、当直医に対応困難な、専門的かつ急を要する状況になることがあります。

そんなときに呼び出されるのが各科のオンコールです。

外科(緊急手術)、麻酔科(緊急手術)、内視鏡医(緊急内視鏡)、循環器内科医(緊急CAG/PCI)あたりは頻度がそれなりにあり、オンコール当番が定められていることが多いでしょう。

呼び出されて、どれ位で行かなきゃいけないか、明文化されているところは見たことありませんが、暗黙の了解として30分~1時間以内に駆け付けられることが求められているように思います。

1日オンコールで待機して、貰える報酬はいくらかというと、平日2000円、休日3000円(+呼び出されたら5000円/時間)とか、呼び出されなければ無報酬とか、色々な病院に勤務してきましたがどこもオンコール手当は微々たるものです。

オンコールの大変さ

先日のツイートです。

オンコールの大変さは人によると思っています。

「いつ電話がかかってきて呼び出されてもおかしくない」ということを気にしない人ほど負担は少ないと言えます。

  1. 外出先が限られる
  2. 飲酒できない
  3. 精神的な緊張感

①、②の物理的な制約は、全員共通の負担だと思います。

個人差が大きいと思われる③精神的な緊張感について深掘りして解説します。

精神的な緊張感

ツイートの通り、「いつ電話で呼ばれるか分からない緊張感」による負担は、内向型人間には大き目だと思います。

内向型人間は、HSP(Highly Sensitive Person;高感受性の人間)とも言われ、

  • 一人でいる方が落ち着く
  • マルチタスクが苦手
  • 初対面で人見知りをしやすい
  • 急かされるのが苦手
  • 活動した後は休息が必要
  • 他人の顔色を気にしすぎる傾向

といった特徴のある人のことを指します。

全人口の20~50%は内向型人間と言われています。

内向型人間について詳しくは内向型人間の教科書を参考にしてみてください。

かかってきた電話で、即興で指示を出して、緊急の処置へ向かうというのは、やはり内向型人間には向かない作業だと思います。

私もかなりの内向型人間なので、つらいところではあります。

電話を意識して、緊張します。

かかってこなくても出られるように、常に電話を持っていなくてはと思うと、プライベートの時間でありながら、頭の片隅で仕事を意識してしまって思うように休めません。

若手で、一人で緊急内視鏡を完遂出来ない時なんかはもっと緊張感が大きかったです。

休日に先輩も呼び出して、半人前であるが故の申し訳なさを感じながら内視鏡をするのは、何も言ってこない優しい先輩であったとしても気を揉んでしまっていました。

学年を重ねて止血も異物除去も独力でこなせるようになっても、かかってくるかもしれない電話を待っているのは慣れないもので、消耗具合は小さくありません。

結果として休みでも、普通の休みと違って、リラックス、リフレッシュの度合いは半減で、正直「オンコール手当分くらい支払うから免除してほしい」と思う割に合わない仕事になっています。

まとめ

愚痴を書き綴ってしまいました。

常勤医になるとオンコールは切っても切れない仕事で、地味に疲れるものです。

個人で出来る対策としてはメンタルを鍛えること、オンコールの条件を改善してもらうこと、休めるときに休むことくらいかなと思います。

研修医の頃は、オンコールの先生が颯爽と現れて華麗に治療して、快方に向かっていく患者を見て、格好良いなと思っていましたが、なんだかんだで緊急は少ないに越したことはないと思います。

名手にファインプレーなし

緊急にならないように日頃の管理をしっかりして、人手のあるところで対応できるようにありたいものです。

参考文献:内向型人間のすごい力 著・スーザンケイン

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一般内科、消化器内科、救急、脳神経外科、大学病院、関連病院、民間病院。色々な医療現場を経験してきました。 医療×テクノロジーで未来を創造することが夢です。

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