どういう病院の何科として外来をやるかによって、当然のことながら必要とされるものが違ってくる。
例えば、僕がいま勤務している病院は地域の救急病院で、立ち上がって日が浅い消化器内科になる。すると、胸やけや胃もたれや、肝機能障害など、採血、内視鏡、CTで原因を突き止めて、解決するパターンが多い。
逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、ピロリ菌感染、過敏性腸症候群、便秘、アルコール性肝障害、この辺りが非常に多い。
半分くらい精神科みたいなことしてるなって思う。
がんの診療
がんが見つかって、治療の相談を引き受ける消化器内科医もいるだろう。
うちでは外科が充実しており、そのような相談は外科に行くことが多い。
化学療法を誰がやっているかという問題とも絡んでくる。
前いた病院では、がんの診療を引き受けることが多かった。診断して、手術適応ありとなって初めて外科に行ったためだ。
内視鏡治療の適応は内科、インオペの進行癌は化学療法で内科、消化管閉塞はステント、診断未確定例はもちろん内科。内科の負担が大きくなっていた。
胃癌、大腸癌、胆道癌、肝臓癌、膵癌、、、
内視鏡で治癒できる症例はまだまだ多くはなく、辛い経過を辿ることになる。
不安な患者さんに寄り添うのは、かなり大変だ。
現代医療はまだまだ癌を克服出来ていない。
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